ホントは、その子んちの庭で BBQ の予定だったんだけど、
天気が悪かったので、室内に変更。
やむなく鉄板焼きに。
その子の家は、結構山の上にあって、
なんといっても見晴らしがすんばらしい。
雨の合間に、庭先から撮った景色が、これ。
かなりのどかで、いい景色。
目の前にワサワサ揺れてるのは、竹林。
さて、景色はともかく、鉄板焼き。
一応、これが開催前のテーブルセッティング。
肉以外の野菜などは、この界隈で採れたものばかり。
しかも、これがまた、ウマイ。
まさに地産地消の鉄板焼き、という感じ。
ちなみに、上のトマトはおよそ直径20cm くらいの皿の上をどっかり占めてますが
実は、これで1個分だそうな。でかっ。
恐るべし、栄養豊富な土壌の産物。
さて、会が始まってからは、
焼くのと食べるのに夢中で、ほとんど写真なんか撮ってませんけど、
これは、その子んちからの差し入れ。
イイ感じにコシのある手造りうどん。めっさ美味でした。
そして、
シメの焼きそば。
そして、デザート。
ちなみに、このケーキはワタシが焼かせていただきました。
「おいしい」 と言ってもらえて、ホッとしましたが、
実は、この時間帯には、すでに山ほどの野菜と炭水化物で
お腹も結構いっぱいになっていたので、食べきるのはちと苦しかったけど。
つつがなく会は終わり、
後は、ゆるゆると、まったりとした時間を過ごしていたワタシ達。
なにしろ、山の中なので
町の騒音などとは無縁の別天地。
時間の流れ方も、普段よりもゆっくりとしている、そんな感じ。
ともかくも、楽しい一日でございました。
余談。
確かに静かな場所なんだけど、
時折、まるで赤ちゃんが泣いてるような、結構大きめの泣き声が遠い外から聞こえてきて
聞いてみると、なんと竹林の中でヤギを放牧しているのだとか。
で、散歩ついでに行ってみた。
いた。
いました、いました。ヤギが何匹も。
まるで、ハイジに出てくるユキちゃんのような子ヤギまで。
町の中から、車で20分もしないところで、
こんなふうにヤギが放牧されている、というのも、ミョーに新鮮。
鉄板焼きも楽しかったけど、
このヤギを見ることができて、動物好きのワタシとしては大満足。
今は、暑い厚い真っ盛り。
この暑さをひときわ盛り上げているのが、いたるところで耳にするセミの鳴き声だったりする。
ホント、セミ時雨とはよく言った。
昔の人の言葉の感性って、まったく頭が下がります。
ところで、このセミという奴ら、
何を間違えてか、ときどきウチの網戸に止まってジージー鳴き始めることもあり、
まあ、そのときのウルサイことといったら。
まさに今、ワタシの部屋の窓で
一匹のセミが網戸に止まり、のど自慢か何かのように気持ちよさげに鳴いている。
遠くで鳴いているのを聞く分には、まだいい。
なんとかガマンできる。
でも、
家の窓の、すぐそこで、1mと離れていない場所で
我が物顔に鳴くなーっ、うるさーいっ……と、
セミが人語を解するならば怒鳴ってやりたい、今のワタシなのである。
でも、地面の中からようやく出てきて、
1週間だか10日だか、そんな短い時間しか生きられないセミが
精一杯、自分はここにいるぞ、と言わんばかりに鳴いていることを思えば、
まあ許してやろうじゃないか。
なんて、ワタシにしては非常に寛大な気持ちでまとめようと思っていたところ、
網戸に止まっていたセミが
例のモノを網戸に引っ掛けて、さっさと飛び立っていった。
……。
セミだから許す。
人間なら、絶対許さん。
軽犯罪だぞ。
前によく姿を見せたチープサイド君かどうかは分からないけど、
(どのスズメも同じに見えるー)
人前で、しかもカメラを向けられているというのに
相変わらず無防備。危機管理がなってない。
でも、仕草がかわいらしいので、しばらく撮ってみた。
スズメ百態、って感じ?
しかし、ホントに警戒心ないな、こいつ。
と思っていたら、
無防備なヤツが、もう一羽登場。
で、おもむろに
二羽そろって、羽づくろい開始。
念入りすぎるぞ、お前ら。
それにしても、イキモノってやつは、
見ているだけでオモシロイ。
なにやらアヤシゲな2羽のカラス発見。
頭をあっちに向けているので、尾っぽのところしか見えないけど
なんかナイショ話してるっぽい。
何かを密談しているような、ストロベリートーク中のような。
でも、
すぐに1羽が飛んでいってしまって、
残された方が、なんとなく寂しそう。
フラレたのか?……と思うのは、ワタシの勝手な想像ですが。
そして、今度は隣家の屋根に目を向けると、アンテナの上で、
こちらも2羽の鳥が止まっている。
尾っぽが長いこいつら、
たぶんウチの庭にもよくくる、オナガという鳥ではないかと思うんだけど。
なんか仲よさそう。
でも、
そのうちにビミョーな距離感をとり始め、
やがて1羽が去っていき、
取り残される、もう1羽。
後ろ姿が、やっぱりなんか寂しそう。
ただの仲間同士なのか、
親子なのか、
それとも、ツガイなのか。
それはよく分からないけど、
もしツガイだったら、
お前ら、人の頭上でイチャイチャするな。
クリア後の世界が、ちゃんとその後のストーリーになってるところも、いい。
今までは、クリアしても、再度始めるとラスボスを倒す前の時間まで戻ってることが多かったし。
で、これにも飽きると、鎧とか兜とかは一切身につけず、
主人公は、ドクロの Tシャツにスパッツ、頭にはバンダナ。
もう1人は、おしゃれなベストにジーパン、メガネ着用 (これ、ポイント)。
他の2人も、白の Tシャツにジーパン、ミニスカなど、
ファンタジー色から脱却した、見た目重視のラフスタイル。
持ってる武器は、剣やらヤリやらオノやら、なかなか物騒だけど。
イマっぽくてなんか楽しいぞ。
なんて、おステキな4人組。
記念撮影したいくらいだ。
そして、調子に乗ってダンジョンのボスに突っ込み、瞬殺される。
ゴメンよう、ゴメンよう。
やっぱり、防具は守備力大事。
あうー。
実際、そういう性格なので。
さて。
旅行1日めの夜には四日市港ポートビルへ行って
高い場所から夜景撮影。
でも、大きなガラス窓の内側から撮影したので
室内のライトが写りこんで、なかなか厄介。
しかも、三脚持っていかなかったから、
遅めのシャッタースピードで撮ると、まあブレてる、ブレてる。
そんな中で、なんとかうまく写ってたのが、これ。
かなりきらびやか。
露出時間を長くしたので、実際よりも少し明るく写りました。
宝石箱をひっくり返したような、という表現は、
こういう光景のことを言うんでしょうか。
港に停泊している船のあたりを撮影してみました。
これもちょっと明るめ。
イカ釣り漁船なみのライトっぷり。
この後は、また車で移動して、
近くにあるコンビナートへ。
立ち並ぶタンクは、まるで巨大なドラム缶。
対岸から見た、工場の夜景。
ここだけクリスマスか?
そう言いたくなるほど明るくて、きれいな景色。
写真を撮りながら、
「ああ、こんな夜遅くまで、工場は動いているんだなあ……」 と
ふと思ってしまった。
ズーム・アップ。
おおう。
このメタリックな世界。
人間性とか、感情とか、そういうフワフワしたものを
すべて排除してしまったかのような、金属とパイプからなる、硬質で容赦のない光景。
自然とはあまりにもかけ離れていて、それなのに、何故こうも美しいのか。
幻想的ですらあります。
ギーガーの絵を思い出してしまった。
こういう世界が舞台の映画が、あったなあ。
タイトルが思い出せないけど。
工場の夜景って、今までちゃんと見たことがなかったけど、
これはクセになりそうだ。
夜のコンビナート撮影にハマる人がいる、というのも、わかる気がします。
さて、夜景を堪能して、一晩たった次の日は、
名古屋へ移動して 「ノリタケの森」 へ。
食器で有名なノリタケですが、
昔ながらのお皿や、デザイン画、製作工程などが自由に見学できて
なかなか面白かったです。
施設を見学ばかりしていたので、ここではほとんど写真を撮ってません。
せめて、建物の外観を。
レンガ造りの壁が、いい感じ。
でもって、レンガの壁を這うツタが、またいい感じ。
妖怪ツタカベー。ではなく。
これはなんだ? オブジェか?
丸い巨大な円筒状の建物に、ツタがからまりすぎて、
正体がわかりません。
だから、妖怪ツタカベー。
こうして、なんやかんやとあった撮影旅行ですが、
1泊2日の行程は、これで終了。
少々モメたとはいえ、それなりに楽しかったので、よしとしよう。
余談。
帰り道、高速を走っていると、途中で霧が発生して、
福井の敦賀あたりでむりやり高速を下ろされてしまいました。
高速の途中に設置された電光掲示板には
『キリ発生 ここを下りよ』
と、なんとも味も素っ気もない表示が。
「下りよ」って、軽い命令かーい。
下りる前に、走る車の窓から撮った、近くの山の写真。
おお、立ち上ってる、立ち上ってる。
上の方なんか、霧に隠れて見えません。
これじゃ 「下りよ」 と言われてもしょうがない。
ちゃんと下りて、下道で予定外の時間をかけて帰りました。
とっほっほ。