ちょっとドラッグストアに買い物に出ただけなのに、
あまりに天気がよかったので
『そうだ。白山スーパー林道へ行こう』
……と、突然 CM のようなコメントを思い立って、そのままドライブに出かけてしまいました。
ほんのご近所まで運転するつもりだったのに
午前中のうちに帰ってくる予定だったのに
気がついたら、100km以上の走行を終えた夕方帰り。
相変わらず衝動的に生きてますが、
衝動的すぎるのも、どうなんだろーか。
それはともかく。
絶好のドライブ日和だったのは確かです。
長時間の運転をしたくもなろうというもの。
というわけで、今回は白山スーパー林道の運転日記です。
ここをドライブするのは数年ぶりです。
全長 33.3km。
石川県から岐阜県へぬける林道ですが、ところどころに滝などが多くあり、
今は紅葉の季節でもあるので、結構たくさんの車が走ってました。


基本的には、こーゆー景観が33.3kmを通して続きます。
山、谷、川、緑。
まるで合言葉のようなキーワード。
石川県側からの入り口付近では、まだ紅葉は見られませんでした。
深い緑の木々の群ればかり。

姥ヶ滝(うばがたき)の全景です。
老婆が白髪を振り乱しているように流れ落ちることから、その名がついたとか。
なかなか見ごたえのある滝です。日本の滝100選に選ばれた貫禄でしょうか。
マイナスイオン大放出、という感じ。
滝の手前には露天風呂や足湯があって、
滝を眺めながらのんびりお湯を楽しむこともできるようです。
ちなみにこの滝は、林道ぞいの駐車場から 15分ほど遊歩道を下りていった先にありますが
この遊歩道が、なかなかキツかった。
行きは下りなのでラクでしたが、帰りの上りになると、もー息切れしてタイヘン。
最初のうちは調子に乗って、軽快に小走りなんかしてたけど、
5分もしないうちに心臓がやぶれそうになりました。
日頃の運動不足とタバコ吸いのカラダには、相当しんどい山道でした。
トシ相応に、ゆっくりのんびり進むのが、マル。

遊歩道の途中で、木の根と石がせめぎあってました。
石が先か、根っこが先か。
どっちにしても、お前らのせいで、そーとー歩きにくかったぞ。

そして、グッタリしているキノコ。
地面にひれ伏してるキノコを、初めて見た。
疲れてるのか? だいじょぶか?

遊歩道の中ほどにあったテーブルの上には、
いつか来た誰かが作った笹舟が、ポツンと乗っかってました。
なぜかしら、ほうっ……と心が和んでしまった。

遊歩道の途中にある小さなトンネルの窓から。
こういうコンクリート打ちっ放しの出窓が、部屋にほしい。
さて、もう少し車を走らせると、

ふくべの大滝が見えてきます。
落差86mという、なかなか豪快な滝らしいですが、
今はちょっと水が少なく、やや控えめな感じ。
多いときには、水しぶきが道路をおおうこともあるそうです。
そして、またもや運転。

道の途中で、谷に張り出した岩の上に、枯れた大きな木の根っこだけが残ってました。
こんな岩の上に、なぜ根っこがあるのかナゾでしたが
まるで恐竜の骨のようでもあり、
崖から下を見下ろしている獣のようにも見えたり。
その先にある国見台展望場から見た景色では、

山間に、さらに遠くの山が、まるで海のように広がってました。
自分の目線よりも下の方に山の頂上が見える、というのも、何か不思議な感じです。
平地で暮らしている時には絶対見られない、山ならではの光景。

すぐ側には、明らかに誰かに座られるのを待っている、そんなテーブルとベンチが。
でも、背景の山々が壮大すぎて、
撮る側としては、人がいないほうが何となく構図的にしっくりくるような。
ちょっと寂しげですけど。
さて。
林道も半ばを過ぎて岐阜県に入った頃から、ようやく紅葉がちらほらと見え始めます。


とがの木台というスポットでは、周囲の木がこんなふうに色づいて、すっかり秋景色。
錦秋(きんしゅう) という言葉を、つい思い出します。
まさに、山の錦。
ちなみに、

おしゃれなメッシュの松も見かけました。
松って常緑樹だと思ってたけど、こんなふうに黄色くなる種類もあるんですね。
そして、

こっちは、すっかりパツキン野郎。脱色済み。
いや、どちらかというと、白髪か?
そして、最後は白川郷展望台から。

山の上から見た景色の中に、集落地が幾つか見えますが、
マップによると、右の一番奥に小さく見えている平地が白川郷だそうです。
世界遺産の白川郷には以前行ったことがありますが、
さすがにここからは、有名な合掌造りの家並みは見えません。
あの時歩いていた場所を、今はこんな上から眺めているとは、
これもなんだか不思議な感じ。
この白川郷展望台を最後に、Uターンして石川県へ。
壮大な大自然よ、さようなら。
ちなみに、林道は基本的に20~40kmの速度制限がありますが、
スピードを出す車というものは、やはりいるようで
帰り道の途中でも事故が起こってました。
ぶつかった2台の車とパトカーが止まってて、現場検証していたみたいです。
もー、ノンビリ走りましょうよ。
イニシャルD の峠攻めじゃないんだから。
……てなわけで、林道の約30km、林道に入るまでの約40km、
合わせておよそ70kmの道を往復したわけですが、
休みながらとはいえ運転しっぱなしというのは、なかなか疲れました。
何しろ山道なのでカーブだらけだし。
自分じゃなくて他人の運転する車に乗ってたら、きっと酔っていたでしょう。絶対。
まさに、超・林道。いや、スーパー林道。

でも、久しぶりに、文句のつけようのない大自然を目の当たりにできて、
なかなか気分のよい日を過ごせました。
といっても、当分カーブの山道は、のーさんきゅ。
あまりに天気がよかったので
『そうだ。白山スーパー林道へ行こう』
……と、突然 CM のようなコメントを思い立って、そのままドライブに出かけてしまいました。
ほんのご近所まで運転するつもりだったのに
午前中のうちに帰ってくる予定だったのに
気がついたら、100km以上の走行を終えた夕方帰り。
相変わらず衝動的に生きてますが、
衝動的すぎるのも、どうなんだろーか。
それはともかく。
絶好のドライブ日和だったのは確かです。
長時間の運転をしたくもなろうというもの。
というわけで、今回は白山スーパー林道の運転日記です。
ここをドライブするのは数年ぶりです。
全長 33.3km。
石川県から岐阜県へぬける林道ですが、ところどころに滝などが多くあり、
今は紅葉の季節でもあるので、結構たくさんの車が走ってました。
基本的には、こーゆー景観が33.3kmを通して続きます。
山、谷、川、緑。
まるで合言葉のようなキーワード。
石川県側からの入り口付近では、まだ紅葉は見られませんでした。
深い緑の木々の群ればかり。
姥ヶ滝(うばがたき)の全景です。
老婆が白髪を振り乱しているように流れ落ちることから、その名がついたとか。
なかなか見ごたえのある滝です。日本の滝100選に選ばれた貫禄でしょうか。
マイナスイオン大放出、という感じ。
滝の手前には露天風呂や足湯があって、
滝を眺めながらのんびりお湯を楽しむこともできるようです。
ちなみにこの滝は、林道ぞいの駐車場から 15分ほど遊歩道を下りていった先にありますが
この遊歩道が、なかなかキツかった。
行きは下りなのでラクでしたが、帰りの上りになると、もー息切れしてタイヘン。
最初のうちは調子に乗って、軽快に小走りなんかしてたけど、
5分もしないうちに心臓がやぶれそうになりました。
日頃の運動不足とタバコ吸いのカラダには、相当しんどい山道でした。
トシ相応に、ゆっくりのんびり進むのが、マル。
遊歩道の途中で、木の根と石がせめぎあってました。
石が先か、根っこが先か。
どっちにしても、お前らのせいで、そーとー歩きにくかったぞ。
そして、グッタリしているキノコ。
地面にひれ伏してるキノコを、初めて見た。
疲れてるのか? だいじょぶか?
遊歩道の中ほどにあったテーブルの上には、
いつか来た誰かが作った笹舟が、ポツンと乗っかってました。
なぜかしら、ほうっ……と心が和んでしまった。
遊歩道の途中にある小さなトンネルの窓から。
こういうコンクリート打ちっ放しの出窓が、部屋にほしい。
さて、もう少し車を走らせると、
ふくべの大滝が見えてきます。
落差86mという、なかなか豪快な滝らしいですが、
今はちょっと水が少なく、やや控えめな感じ。
多いときには、水しぶきが道路をおおうこともあるそうです。
そして、またもや運転。
道の途中で、谷に張り出した岩の上に、枯れた大きな木の根っこだけが残ってました。
こんな岩の上に、なぜ根っこがあるのかナゾでしたが
まるで恐竜の骨のようでもあり、
崖から下を見下ろしている獣のようにも見えたり。
その先にある国見台展望場から見た景色では、
山間に、さらに遠くの山が、まるで海のように広がってました。
自分の目線よりも下の方に山の頂上が見える、というのも、何か不思議な感じです。
平地で暮らしている時には絶対見られない、山ならではの光景。
すぐ側には、明らかに誰かに座られるのを待っている、そんなテーブルとベンチが。
でも、背景の山々が壮大すぎて、
撮る側としては、人がいないほうが何となく構図的にしっくりくるような。
ちょっと寂しげですけど。
さて。
林道も半ばを過ぎて岐阜県に入った頃から、ようやく紅葉がちらほらと見え始めます。
とがの木台というスポットでは、周囲の木がこんなふうに色づいて、すっかり秋景色。
錦秋(きんしゅう) という言葉を、つい思い出します。
まさに、山の錦。
ちなみに、
おしゃれなメッシュの松も見かけました。
松って常緑樹だと思ってたけど、こんなふうに黄色くなる種類もあるんですね。
そして、
こっちは、すっかりパツキン野郎。脱色済み。
いや、どちらかというと、白髪か?
そして、最後は白川郷展望台から。
山の上から見た景色の中に、集落地が幾つか見えますが、
マップによると、右の一番奥に小さく見えている平地が白川郷だそうです。
世界遺産の白川郷には以前行ったことがありますが、
さすがにここからは、有名な合掌造りの家並みは見えません。
あの時歩いていた場所を、今はこんな上から眺めているとは、
これもなんだか不思議な感じ。
この白川郷展望台を最後に、Uターンして石川県へ。
壮大な大自然よ、さようなら。
ちなみに、林道は基本的に20~40kmの速度制限がありますが、
スピードを出す車というものは、やはりいるようで
帰り道の途中でも事故が起こってました。
ぶつかった2台の車とパトカーが止まってて、現場検証していたみたいです。
もー、ノンビリ走りましょうよ。
イニシャルD の峠攻めじゃないんだから。
……てなわけで、林道の約30km、林道に入るまでの約40km、
合わせておよそ70kmの道を往復したわけですが、
休みながらとはいえ運転しっぱなしというのは、なかなか疲れました。
何しろ山道なのでカーブだらけだし。
自分じゃなくて他人の運転する車に乗ってたら、きっと酔っていたでしょう。絶対。
まさに、超・林道。いや、スーパー林道。
でも、久しぶりに、文句のつけようのない大自然を目の当たりにできて、
なかなか気分のよい日を過ごせました。
といっても、当分カーブの山道は、のーさんきゅ。
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