忍者ブログ
蝶になった夢を見るのは私か それとも 蝶の夢の中にいるのが私なのか 夢はうつつ うつつは夢


[92]  [93]  [94]  [95]  [96]  [97]  [98]  [99]  [100]  [101]  [102
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

前にも書きましたが、ワタシ、筋金入りの喫煙者です。
タバコが切れたら、夜中であろうと買いにいきます。
朝までガマン、なんて絶対ムリ。

たった今も、わざわざ車に乗って買いに行ってしまいました。
夜11時以降になると自販機が使えなくなるし
コンビニに行くのもメンドーだし、その前に、と思って。

こんなワタシが「タバコはいかん」と言うと、ナンじゃそりゃ、という感じですが
吸っているからこそ、マジで思います。

だったら、禁煙せんかいっ、と言われそうですが、
……想像しただけで、ムリムリムリ。
本数を減らすのさえ苦労してるんですから。

だって、
世の中には、立派に禁煙している人たちがたくさんいるけど
ワタシのように禁煙できずに吸い続けている人も多いと思うの!

などと考えて、自分を甘やかすダメダメなワタシです。

今では、すっかり習慣になってしまって
朝起きたら一本、ゴハン食べたら一本、考えごとするときに一本……てな感じで
吸いたいから吸うのではなく、吸わないと落ち着かないから吸ってしまう、という状態。

でもね、吸いたいけど、
同じくらい、やっぱりやめたいんですよ。今となっては。

お金がかかるのはもちろん、
体の調子も悪くなるし、何より肌が荒れる!
髪質にも悪影響があるっていうし。いいことなし。

今となっては、好奇心半分でタバコに手をつけてしまった
ウン十年前のあの瞬間が、うらめしい……。
軽い気持ちで始めて、
いざ、やめたいときには、
もうやめられなくなっているなんて、まったく皮肉な話です。

そういえば、以前、タバコ仲間と話していたことを思い出した。
どこまでタバコが値上がりしたら、買うのをやめるか、という話。

「500円!」
「700円!」
「1000円!」
セリじゃないっつーの。

結局、「吸いたくなったら、どんなに高くても買うよね」という
惰弱な結論で終わりましたが。

はー。
誰か禁煙の特効薬とか作ってくれないかしら。
苦しまなくてもすむようなヤツ。

とにかく、今吸っていない人には
絶対に吸い始めないことを強くオススメします。
タバコはいかん、タバコは。

……とか言いつつ、
2008年から導入されるというタバコ用成人識別カード「taspo」の申込書を
しっかり用意しているワタシです。

惰弱。

PR
今年は自分で確定申告というものをしなくてはなりません。
去年、会社を辞めてしまったので。

会社にいた頃は年末調整とかいうヤツを勝手にしてくれるのでラクチンだったんですが。

どうすればいいのか分からないので
ネットでいろいろ調べてみたけど、それでもちょっとヤヤこしい。

源泉徴収票とか、社会保険の受領書とか、生命保険の控除証明書とか
必要な書類探しで、今はアタフタしています。
年末にケガしてしまったので、その医療費のレシートも探さなきゃならないし。
いちおう、取っておいたハズなんですが
どこにしまっておいたか忘れてしまったい。

税務署に行くのも初めてです。

わざわざ行かなくても、最近は郵送などで受け取ってくれるらしいですが
書類に不備があると、後で呼び出されるって話も聞いたことがあるので
ここはちゃんと出向いて、その場で確認してもらった方がブナン。

面倒といえば面倒なんですが
生まれて初めての確定申告なので、一体どんなんだろう、とちょっと楽しみでもあります。
まあ、楽しいものではないとは思うんですけど。

ついに、通算50話を迎えました。水晶異聞。
今回更新したのは49話からですが、時間かかった~。

体調を崩して寝っぱなしだったこともありますが、
それにもまして、今回は書いては直し、書いては直しの連続だったので。

物語の中の時間経過でいえば短い展開なのですが
全体的に会話をメインにして文章を作っていったので
書いてるうちに妙に楽しくなってきて、歯止めがきかなくなったこともあり……。

で、テンションが上がって、ついつい会話シーンが長くなってしまいました。

書き過ぎるのは、いつものワタシの悪いクセなので、注意してるんですけど
やっぱり最後には長くなる。
今回更新した内容も、これでも削ったんですが、まだ長い気がします。

そんな中でも、さらに
「いや、コイツの性格だったら、こんな台詞は言わない」とか
「この会話の流れは不自然じゃないかい?」とか
一度書いた部分がいろいろ気になって
ごっそり書き直すやら、文を入れ替えるやら、あれこれてこずり
余計に時間がかかってしまいました。

自然な台詞、自然な会話の間合いはムズカシー。
新たな登場人物も加わったし、さらに厄介。


しかし、自分が書いているのに、自分でも予想外の展開になり(←ダメじゃん)
実は、この先どうしよう、と途方に暮れています。

最初に立てたプロットの大筋どおりには進行しているんですが
途中の場面一つ一つで、キャラクターが道を外れたがるので
軌道修正が大変です。
もう、成り行きに任せようかな。(←無責任)

さて、一体この先どうなることでしょうか。(←他人事)

でも、次の54話からも、しばらくは会話シーンが続くと思います……。

「銀星玉?」 サリナスが近づいた。「へえ、大きいな」

「うん……大きい」 サフィラが同意する。

確かに大きい。昼間、自分が使者から受け取ったものよりも。

サフィラはしばらく黙った後、片方の手の銀星玉と、もう一方の手で襟元をつかんだままの使者の顔をかわるがわる見比べた。やがて、その視線が使者へと固定する。

「何故お前が、これを持っている?」

サフィラは使者に問うた。使者はサフィラから目をそらし、さきほどまでの軽薄な仕草とは打ってかわってそわそわし始めた。

「な、何故とは」

「フィランデの銀星玉を身につけられるのは王族のみと聞いている。一介の使者にすぎないお前が持つには不相応な品だ。どこで手に入れた? 盗んだのか?」

「め、滅相もございません! そ、それはですね、私の日頃の忠誠に対して、タウケーン王子よりご下賜いただいたものでして」

「私がもらったものより、はるかに大きいこの銀星玉をか? あり得ないだろう!」

何故かそこにこだわるサフィラである。

「おい、サフィラ、一体何が」

状況が分からないまま、さきほど火傷した手をさすりながら尋ねるサリナスを制し、サフィラは使者を問い詰めた。

「お前は何者だ」

不埒な者であれば容赦せぬとばかりに睨むサフィラを、使者はしばらく見つめていたが、やがて諦めたように力を抜いて投げやりな態度で椅子に腰を下ろした。襟元はつかまれたままである。


「……逃げやしないから、この手を離してもらえるかな」

突然、使者の口調が変わったことにサフィラとサリナスは軽く目を見開いた。サフィラはゆっくりと、それでも疑わしげに手を緩めた。やれやれ、と使者がため息をつく。

使者は腕組みをして二人を見た。その顔には、さきほどの人をからかうような表情が戻っている。

「……使者の役回りというのもなかなか面白かったが、盗人扱いされては困る。ああ、それを」
使者はサフィラの手の上にある銀星玉を指差した。
「返してもらえるかな。王女サマが引っ張るから鎖が切れたようだ」

使者の豹変ぶりに少しばかり戸惑いながらもサフィラは銀星玉を握り締めたまま、もう一度尋ねた。

「お前……誰だ」

「確かに銀星玉はフィランデの王族にのみ許される至極の宝玉だ」
使者はサフィラの問いには答えず言葉を続けた。
「下々の者は目にしたことすらないだろう。だが、そこまで分かっているなら、盗人などと言わずに、もう少し想像力を働かせてもらってもいいと思うがね」

目の前の使者、否、今は正体の知れないこの男の言葉に、サフィラは突然一つの考えに行き当たった。そして、呆然とした。
数秒遅れて、サリナスが同様のことを思いつき、同様の表情を浮かべる。

「……ご本人様?」

ひどく驚いている心中とは裏腹に抑揚のない声がサフィラの口からもれる。
それに続いて、サリナスは、もはや無表情で呟いた。

「タウケーン……王子」

王子、と呼ばれた男は、すでにサフィラとサリナスには馴染みになった薄笑いでそれに応えた。

サフィラは全身が固まってしまったかのように男を見つめた。
サリナスはといえば、事ここに至っては、もうお茶一杯分の時間だけで事態が収まらないことを暗黙のうちに悟り、思わずこめかみを押さえた。


          → 第三章・悪巧み 20へ

使者は軽く眉を上げ、サフィラの顔を面白そうに見つめる。まるで新しい玩具を見つけた子供のようだ、とサフィラは思った。

「言うなと仰いましてもねえ……」

「やかましい」 使者の言葉をさえぎってサフィラは目の前の男の襟元をつかんだ。
「とにかく物事に尾ひれをつけて面白半分に触れて回るのはやめてもらうからな。どうもお前はそういうことを嬉々としてやりそうな顔をしている」

「王女、暴力はちょっと」

自分の首に伸びたサフィラの手に目を落とし、さすがに使者が表情を引きつらせる。
しかしサフィラは手を離さない。

「ほう、フィランデの使者殿はたいそう噂好きのようだが、ヴェサニールの王女は気短かで手が早いという噂は耳にしなかったと見える」

さらに手に力を込めて使者を引き寄せ、サフィラは低い声で囁きながら相手の目を睨んだ。

「だが、噂が事実の場合もあるんだぞ」

「そ、そのようで」 と、思わず使者が身を引いたとき。

カツン……と硬い音が二人の足元から聞こえた。何かが落ちたような音だ。
それに続いて、コロコロと床を何かが転がる音。

「?」

二人は一瞬顔を見合わせ、怪訝な顔で音の行方を目で追った。

ちょうどそのとき、隣の部屋から片手にティーポットを、片手に新しい茶碗を二つ持ったサリナスがむっつりと現われた。

「これを飲んだら、二人ともすみやかに帰ってもらうぞ」
と言いながらポットと茶碗を机の上に置いたサリナスの足元で音が止まる。

サリナスは足に当たった何かに気づき、それを拾い上げた。

「何だ、これは」

「あ」

サリナスの手の上にあるものを見て、使者が小さく呟いた。その声にサフィラはちらりと視線だけくれると、サリナスに手を伸ばした。

「サリナス、ちょっとそれを見せてみろ」

「お前のか、サフィラ?」 言われるままにサリナスはサフィラにそれを手渡した。

横から見ていた使者が慌ててそれを奪い取ろうとしたが、あいにくサフィラに襟元をつかまれたままで手が届かない。
サフィラは手のひらの中のものを間近に見つめた。

「銀星玉……」 サフィラは呟いた。

それは細い銀の鎖を幾重にも重ねた首飾りで、鎖の中心にはサフィラにも見覚えのある玉石が白銀の輝きを放っていた。


          → 第三章・悪巧み 19へ

「……確かに」 使者は二人をじろじろと見比べた。
「想いをかわし合う恋人同士にしては、お二方の間に色めいた空気がいささか足りないような気もしますな。ま、そういうことにしておきましょう」

「何だ、その顔は」サリナスの手を解いたサフィラが使者を睨んだ。「『逢引じゃなくて詰まらん』とでも言いたそうだな」

「いえ、そんなことは」

「フィランデの王子の従者というのは、そういうことまで気を回さなければならんのか」

「それはもう、我が王子の大切な花嫁のことですから」

「ふん、わざわざ人の跡までつけて御苦労なことだ」

サフィラはため息をつきながら、椅子に座り直し、立ちすくんだままのサリナスの方へ顔を向けた。

「サリナス。話し疲れて喉が渇いた。もう一杯お茶くれ」

「お前、帰るんじゃなかったのか」 サリナスが、ややうんざりした表情で尋ねた。

サリナスとしては、サフィラも使者もさっさと帰って、これ以上自分の家に面倒を持ち込むのは勘弁してほしいという心境だったが、「飲んだら帰るから」 と言うだけでサフィラは動こうとしない。

「あ、よろしければ私にも一杯」 と使者までが催促するにいたっては、サリナスも諦め半分でため息をつきながら、隣の部屋へ消えた。

サリナスが湯を沸かし直す準備をしている音を聞きながら、サフィラと使者は向き合ったまましばらく無言のままでいた。ここに至って、ようやくサフィラは使者の顔をじっくりと見る余裕ができた。
侍女達に 『整った甘い顔立ちで背が高くすらりとした体格』 と噂されていた使者であるが、やはりサフィラには侍女と同様の思いを抱くことができないでいた。
世間ではこういうのを 「素敵」 というのか、というのが正直なサフィラの感想である。顔立ちをどうこう言うよりも、人を小馬鹿にしたような表情やそこに浮かぶ意味ありげな薄笑いの方がサフィラには鼻についた。
臣下を見ればその主人の器が分かるというが、サフィラが見た限りでは、タウケーン王子の器も大したことがなさそうである。

短い沈黙を破るように、やがて使者が再び口を開く。

「しかし、ヴェサニールの王も王妃もお甘いことですな」

「何が」 と不機嫌なサフィラに、使者は、やれやれ、と言いたげに肩をすくめた。

「だって、そうでしょう。数日後に結婚を控えた御息女をこのように好き勝手にさせておいでとは。恐れ多いことですが、これでは不行き届きとそしられても仕方がないというもの」

その言葉に、サフィラがぴくりと反応する。

「お前……父上達に余計なことを言うなよ」

「余計なこと? ああ、サリナス殿とやらと逢引なさっていることとか?」

使者の言葉が届いたのか、隣の部屋でガシャーンと何かが落ちる音に続いてサリナスが
「あああ熱いっ」 と叫ぶ声が聞こえたが、サフィラも使者もそれを無視した。

「それは違うとさっきも言った」サフィラは険しい顔で使者に詰め寄った。
「だが、そういうデタラメな憶測も含めて、とにかく余計なことを言うなと言っている」

サフィラとしては、結婚脱走前に周囲に波風を立てたくないという思いがあるため、今のタイミングでこの使者からある事ない事を両親に告げられるのは、迷惑極まりないのである。


          → 第三章・悪巧み 18へ

プロフィール
HN:
J. MOON
性別:
女性
自己紹介:
本を読んだり、文を書いたり、写真を撮ったり、絵を描いたり、音楽を聴いたり…。いろいろなことをやってみたい今日この頃。
最新コメント
承認制なので表示されるまでちょっと時間がかかります。(スパムコメント防止のため)
[02/07 名無権兵衛]
[06/20 ななしのごんべ]
[05/14 ヒロ]
[04/19 ヒロ]
[11/06 ヒロ]
いろいろ
ブログパーツやらいろいろ。
※PC環境によっては、うまく表示されない場合があります。


●名言とか





●ブクログ





●大きく育てよ、MY TREE。



●忍者ツール



ランキング参加中
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
月毎の記事はこちら
ブログ内検索
携帯版バーコード
RSS
Copyright © 日々是想日 All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  Material by ラッチェ Template by Kaie
忍者ブログ [PR]