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蝶になった夢を見るのは私か それとも 蝶の夢の中にいるのが私なのか 夢はうつつ うつつは夢


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10月3日~5日にかけて、地元・高岡市では
「高岡万葉まつり」 というイベントがありました。

歌人である大伴家持が、奈良時代に高岡に在任していたことにちなみ、
「万葉のふるさと」 をテーマにした町づくりの一環です。
今年で19回目。

万葉まつりの中でも、メインとなるのは 「万葉集全20巻朗唱の会」。
古城公園のお堀に浮かんだ水上ステージで、
全国各地から集まった人たちが
万葉集の全20巻、4,516首の歌をリレー方式で歌い継ぐ、というもの。

舞台はこんな感じ。




ほとんどの朗唱者は、用意されている、当時の衣装を身に着けます。

こんな感じ。



これが、連続三昼夜にわたって続き、歌を詠み上げる人々は2,000人を超えるとか。
詠み方は自由。

朗々と詠うおじいさんもいれば、
自分でリズムをつけて歌う人もいます。
ある小学校から参加した子どもたちは、ポニョの節に乗せて歌ってたりしました。


で、
ウチのマミーも参加しました。

こんな感じ。



合唱です。
衣装は着けなかったようです。

でも、マミーがどこにいるのか判りません。遠目だったし。


ワタシが見に行ったのは、最終日の5日だけなんですが
あいにく途中から雨が降ってきてしまいました。



本当だったら、暗くなると
水上や路上に灯火がついてライトアップされるんですが、
雨があまりにも強くなってきたので、それは中止されたようです。
見たかったんだけど。

せめて、電飾を。




さて、楽しいイベントだったか、と言われると……
結局は、人が歌を詠むのを延々と見ているだけなので、見ている方はビミョーですが、
恐らくこれは、参加してナンボのイベントなんでしょうね。
歌を詠んでいる人たちは、皆、楽しそうでした。

県内だけじゃなくて、愛知とか九州とか、結構全国的に人が集まってくるようです。

年々さびれていく感も否めない高岡市ですが、
こういう文化的なイベントは、この先もずっと続いていってほしいですね。
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にゃんこを飼っている、知り合いのデザイナーさんちに遊びに行きました。

久しぶりに会ったにゃんこ達は、

目つきが悪いぞ。
これは息子のクマ。

そして、その母親のレンは、

お前も、そんなんかい。ガン見。
やはり目つきが悪い。遺伝か。

でも、横から見ると、美人。

ほらね。

もう少し近寄って撮ろうとしたら、

鼻を近づけるな、鼻を。
ボケてもうた。

ホントに人懐っこいにゃんこ達だこと。


そしたらば、
この家で飼われている3匹のにゃんこの他に、
車庫でノラ猫が勝手に子供を生んでしまった、とのことで、
現在、里親を探しながら、ついでにエサをあげてるとか。

ぜひ見たい!

ということで、見せてもらったら。


・・・・・・なんということでしょう。



・・・・・・かわいい。
かわい過ぎる。

この可愛さは、すでに犯罪だ。

この子達のために、スーパー強盗してネコ缶を盗もうとする人がいたとしたら、
その気持ちはよく判る。いないけど。

とにかく、手の平サイズのにゃんこ達が
にーにー鳴いて、もう、ここは極楽か状態。

臆病なのもいて、物陰からこっそり覗いて見ている様子が、またなんとも。


抱っこしたり、触ったりしたかったけど、
手を出したら、ノラ母さんが怒って引っかく、ということなので
仕方なくガマン。かわいいのに。
触りたいー。
うー、これはゴーモンだ。


でも、ノラ母さんもなかなか美形です。

ノラのわりには、毛並みもいいし。

このノラ母さん、人の足元に強引なまでに擦り寄ってくるのに、
撫でようとしたら 「キシャーッ」 と歯を剥く。

人懐っこいのか、人ぎらいなのか、どっちなんだ。


でも、もしも里親が見つからなかったら、
この猫達、全部飼うのかな……。
子猫だけでも5、6匹いたぞ。

エサ代、タイヘンそう。

『え! 銃って……』

絶句したあーちゃんの顔が、一瞬ぐいっと近付き、少し深刻な表情を宿す。
諛左とあーちゃんは、画面越しに目を見合わせ、
互いの瞳の中に、同じ連想が浮かび上がったことを悟った。

そして、同時に口を開く。

「J だな」

『J だね』

諛左は深く、短いため息をつく。

「だとしたら……マズイな。何しろ、今、ウチには、ありがたくない客が……」

そう言いながら、諛左は隣室のドアへ目を向けた。
その向こうでは、同じように銃声を聞き付けたのだろう、
部下に何事かを命令している NO のこもった怒声が響いている。
そして、慌しく部屋を出て行く数人分の足音。
それもやがて静かになる。

AZ を掴んで、空っぽの隣室へと戻った諛左は、軽く舌打ちをした。

スラムとは異なり、この界隈は、色褪せた生活を送る人々がひしめいているとはいえ、
夜な夜な銃声が響き渡るほど治安が乱れた地域ではない。
そんな沈滞したエリア内で発砲があったということは、
所轄の警察にしてみれば、さあ殺人か、抗争か、それぐらいの勢いで色めき立つことだろう。

いや、警察自体の思惑はともかく、厄介なのは NO だ。
恐らくは今も、嬉々として飛び出して行ったに違いない。
何事かが起こらないか、いや、起こる筈だ、と常に期待して止まない不良刑事にとっては、
たった今聞こえた銃声は、目の前に吊るされたニンジンのようなものである。

もしも、あーちゃんと諛左が懸念している通り、
銃声が放たれた、その先に J がいるのだとしたら。
(そして、恐らく、その予想は92%の割合で当たっているに違いないが)

NO に見つかる前に、J を確保しなければならない。
でないと、この上なく面倒なことになる。

いや、それよりも。
諛左はデスクの引き出しから拳銃を取り出し、スーツの内側に納めた。
J は銃を持っていない。

「アーサー、悪いが、切るぞ」

急いた口調の諛左に、あーちゃんは画面の向こうから、

『え、ちょ、ちょっと待って、俺も……』

と言いかけたが、諛左は無視して通話スイッチを切った。
何事もなければ、後になって笑い話で済むだろう。
胸の内で、そう返事を返したが、勿論、あーちゃんには伝わっていない。

何かあるとしたら、場所は判っている。
今しがた話していた、例の空き地だ。いや、広場か。
前言撤回だ、アーサー。
J の手に負えないことも、たまにはある。

それにしても。
大股で事務所の入り口に向かいながら、
こんな時ではあるが諛左は心の内で、J に対して毒づいた。

銃を持つ相手に、もし素手で向かっているとしたら、あの女はバカだ。
あれほど慎重でいろ、と言ったのに。
揉め事が絶えない筈だ。
もう少し大人しくしていてくれれば、自分だって無駄に動かずに済むのに。
慣れているとはいえ、腹立たしい。
そう、腹が立つのだ。心配している訳じゃない。

奇妙な言い訳を自分自身に言い聞かせ、
苛立ちと、その中に若干の不安を抱きながら、諛左は事務所のドアを出た。
廊下には、突然沸いた慌しさに、何事か、という表情の千代子が立っている。
今宵、NO を溺れかけさせたコーヒーの、5杯目のカップを取りに向かう途中だろう、
トレイを手にしながら、何か問いたげな千代子に向かって、

「しばらく空けるので、留守をよろしく」

とだけ言い残し、諛左は走るに近い足取りで階段を降り、事務所を後にした……。


→ ACT 6-18 へ

『でもよぅ』 あーちゃんの言葉が続く。
『店に行く途中でさ、もう2人、似たような葬式帰りっぽい奴らを見かけたんだよん。
黒づくめにサングラスっていう、前時代のイブツ的な2人』

あーちゃんが見たのは、J が男C、男D と名付けた2人である。
勿論、J の勝手な命名など、あーちゃんは知る由もない。

『だからさ、もしも前の2人の仲間だったりしたら、いや、どう考えてもそうだと思うんだけどね、
下手すりゃ4人相手になっちゃうだろ?
J の腕が立つのは知ってるけどさ、さすがに手こずるんじゃないかと思って。
いまだに戻ってないってことは、やっぱちょっと手ぇ焼いてんじゃないの?』

「手を焼く? あいつが?」 諛左は少し考え込んだ。
「そんなことがあるのかね」

『おやまあ、雇用主の腕前を信じてるってワケね』 あーちゃんは少し呆れ口調だ。

「信じてるんじゃない。知ってるだけだ」

『知ってるからこそ、疑ってないってことでしょ? そういうのを、信じてるって言うんじゃないの』

「さあ…どうだろうな」

諛左は曖昧に言葉を返して、一瞬、目をそらす。
いつも強気で怖じないこの男にしては珍しい反応だ。
しかし、視線はすぐにモニター上のあーちゃんに戻された。

「アーサー、J と別れたのは、いつ頃だ?」

『え? ああ……えっとねえ……』 いきなり問われて、あーちゃんは少し思案顔になる。
『うーん……1時間ほど前かなぁ。
俺はアリヲを送っていって、その後、ココに来たから……うん、そのくらいだと思うよん』

「1時間か。微妙だな」

だが、厄介事に首を突っ込むには、充分すぎる時間だ。
諛左は、小さくため息をついた。

「やっぱり、揉めてるか……」

『だとしたら、たぶん、いつもの場所だと思うけど。
ほれ、あんたンとこの事務所の近くにある、陰気な空き地。噴水のある』

「だろうな。あそこは J のトラブル・スポットだ。だが……」

諛左が言葉を続けようとした時。


    ba-aaaaaaa-ang.g..g...g....... !


一瞬。
かすかだが、静かな夜を貫くように響く、乾いた炸裂音。

「……!」

思わず諛左は言葉を止め、窓の外に目を向ける。

突然、あらぬ方向を睨んで黙った諛左の表情に、
モニターの中であーちゃんが怪訝な視線を向ける。

『どした、ユサ?』

諛左の AZ もピックアウトにしてあるため、今の音は聞こえなかったようだ。
諛左はモニターに目を戻す。

「誰かが……近くで銃を使った」


→ ACT 6-17 へ

今日、数ヶ月ぶりに美容院へ行って、バッツリ髪を切ってきました。
ロングにしていたんですが、20cmほど切って、めちゃスッキリ。
やっぱ短いとラクだわ。

美容院では、何故かトンビの話で盛り上がり。

鳥のトンビです。

その美容院の店長さん一家、とある夏の晴れた日に、
サイクリングがてらに、小高い山に登って、さあ気分よくパンを食べようとしたら、
後ろから、音もなくトンビが滑空してきて、パンをかっさらっていった (そして、落とした) とか。

その話に超ウケて、
「トンビって、雑食なのかね」 とか、
「最近のトンビって、そんなカラスの真似みたいなこと、するんだ」 とか、
「ヤツらは背後からいきなり来るから、コワイ」 とか、
「でも、餌付けできたら、ちょっとカッコいいね」 とか、
散々話して盛り上がって、家に帰ってきたら。


家のすぐ側を走る電線に、一羽のカラスの姿が。

結構、間近だったし、
美容院で 「野生の動物はコワイねー」 という話をしていたばかりなので、
ちょっとビビリながらも、習性でカメラを向けてしまいました。


それが、彼だ。

こうやって見ると、なかなか目がカワイイ。



なんかキョロキョロしてます。探し物?


世の中では、わりと嫌われることの多いカラス。
ゴミあさりなどの習性は、確かに困りものだけど、
純粋にトリとして見ると、ワタシは決して嫌いではありません。
ヒトをヒトとも思わず、図々しく大胆で、わりと攻撃的。
集団で行動しがちだけど、そのくせ、ヒトになつきやすいところもある。
なんか、人間くさい。

さすがに、電線に 10cm 間隔ぐらいでズラリと並んでいる光景を見ると
ちょっとビビリますが。


どこかの国では、
カラスの鳴き声が 『希望』 という言葉の発音に似ているため、
幸運のトリ的な扱いをされていることもあるそうです。


というわけで、勝手に命名。
キミは今日から、マリア・カラスだ。

……。
……。

……えーっと。

安直な上に、昭和の匂いのするシャレをかましてしまいました。

反省。

そもそも、メスなんか、コイツ?


お、鳴いた。


……うーん。
どう聞いても、ギャーギャーとしか聞こえない。

『希望』 というには、ちょっとシワガレすぎ。


やっぱり歌姫はムリか。

大好きだった俳優の Mr. ポール・ニューマンが亡くなった。
ちょっとショック。


『メッセージ・イン・ア・ボトル』 以降、主だった映画ではお姿を見ることがなかったけれど、
若かりし頃の 『スティング』、『明日に向かって撃て!』 は、
大好きな映画ランキングの上位に必ず入っている。

特に、『スティング』。

超好き。
シカゴの詐欺師たちが、仲間の復讐のためにイカサマ・ゲームを仕掛けるハナシ。

初めて見た時は、ホント、最後に 「騙されたっ」 と思った。

共演のロバート・レッドフォードも、今でこそすっかりオジサマになってしまったけれど、
当時はハンサム俳優の代名詞みたいな人です。
でも、そんな男前よりも、
少し人生に疲れた不良オッサン系 (でも、男前) のポール・ニューマンの方が、ワタシは好きで。

あの映画は、音楽も良かった。
主題曲の 『The Entertainer』 は有名。
映画を知らなくても、この曲を知ってる人は多いのでは?

久しぶりにサントラを引っ張り出して聞きたい気分です。


何度も見た映画だから、
今でも、Mr. Newman の、あの飄々とした姿や、
ニヤリと笑う、ふてぶてしい笑顔がすぐに浮かんでくる。

だいぶ前にビデオに撮った 『スティング』 は、もうテープも伸び伸びでボロボロだったけど、
しっかり DVD に落としてあります。
(つーか、そんなに好きなら、ちゃんと DVD 買えよ、ワタシ)


故人をしのんで、今から見よう。
プロフィール
HN:
J. MOON
性別:
女性
自己紹介:
本を読んだり、文を書いたり、写真を撮ったり、絵を描いたり、音楽を聴いたり…。いろいろなことをやってみたい今日この頃。
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