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蝶になった夢を見るのは私か それとも 蝶の夢の中にいるのが私なのか 夢はうつつ うつつは夢


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さっき、レシピのブログパーツを貼り付けたばかりなのに
またまたイイ感じのブログシールを見つけてしまったので、ご紹介。

日産のキューブのサイトから引っ張ってきたんですが
なんかカワイイ。

で、このエントリーに貼ってみました。

これです。




パズルを動かして道路をつないで、キューブを導いてやるミニゲーム。
どれだけ長い距離を運転できるかに挑戦するんですが
なんか、イラストのタッチがかわいくて、たまりません!

でも、ワタシは下手くそなので、うまく道をつなぐことができませんが……。

ホントはサイドメニューに載せたかったんですが
横幅が大きすぎて、レイアウトが崩れてしまうので、
仕方なくエントリーの方に載せました。

以下、注意事項。

このブログシールを表示するためには、
Java Scriptを有効にしておく必要があります。
また、最新のflashプレーヤーがインストールされている必要があります。

……とのことです。


こういうミニゲームは大好きなので
これからも面白そうなものを見つけたら、どんどん載せていきます。

お時間がある方は、一度お試しあれ。
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久々の日記。

日替わりのレシピを教えてくれるブログパーツを貼ってみました。

ワタシは基本的に一人暮らしなので
「今日はゴハンどうしよう……」と考えてしまうことが多いんですよ。

で、簡単に見ることができて
レシピの参考になるものがないかな、と探していたんですが、
そんなブログパーツを見っけたので、自分のブログに載せてしまえ、ということで
載せてしまいました。

ネットで検索すればいいのに、と言われれば、まあそうなんですが。
ちょっとブログ画面がさみしかったのもあり、色を添える感じで。

でも、ちょこっと使ってみましたが、便利。

何より、いま手元にある食材から検索できるのがウレシイ。

料理の本は、わりとたくさん持っているんですが
膨大なレシピの中から、いま作れるものを探さなくてはならないので
ちょっとメンドーだったんです。

これなら、食材の名前を入れて検索すれば、献立が一覧でズラッと出てくるので
簡単に探すことができます。


それにしても、ブログパーツっていろいろオモローなものがありますね。
ゲームやら、クイズやら……。

他にも気になるものがあったら、随時載せてみようと思ってます。

「あんたの命であたしが楽になるなら本望でしょ」

『冗談言うな。俺の命は俺のもの。
もっとも、俺が楽をするためにお前がカラダを張ってくれる、っていうんなら別だが』

「冗談言うな。あたしのカラダはあたしのモンだ」

『お互い様だな。ワガママ言うんじゃない。とにかく仕事だ。
内容は依頼人が直接話したいそうだ。それまで楽しみにしておけ』

「もったいぶるのは諛左の悪い癖だな。ますます気が乗らない」

『 J (ジェイ)、いい加減にプロになれ』

「お前」ではなく、名前の方で諛左は彼女を呼んだ。
日常茶飯事ともいえるフォン越しの応酬に飽いてきた頃になると、必ずこうだ。
諛左はいつも舌打ちとともに焦れったげな口調で彼女の名を呼ぶのだ。

J、と。

『仕事を運んでくる度にお前に文句を言われるのは飽き飽きなんだよ、J 』

「だったら、そんな生真面目に仕事を持ってこなきゃいい。誰も頼んでないのに」

『残念ながらお前と違って、職にあぶれて路頭をさまよう趣味は俺にはない。
何しろ、腐ってもお前は俺の雇い主だからな』

こちらが言えば、きっちり一言返す男である。

そう、口調も態度も超一流の強気を誇るこの男は、実は彼女 - J - の被雇用者であり、
J はそのボスということになる。

だが。

自分を雇い主だというのなら、少しは雇用人らしい態度を取れ。
そう言いたいところを J は辛うじて我慢した。
この数年間、諛左と話すたびに自分の忍耐の上限が増えていくのを実感する J である。

『俺は事務所にいるから』

「お早いことで」

『お前が遅いだけだ。遅れるなよ。11時だ。伝えたからな』

唐突にフォンが切れる。

再び戻ってきた静けさの中で、J は暫くの間毛布にくるまりながらぼんやりとしていた。
モーニング・コールと呼ぶには程遠く、
温かみのない諛左の声に部屋の空気までもが寒々としている。

ようやく J は上体を起こした。
光を通さないカーテンに染まった薄暗い部屋と、その中をゆっくりと泳ぐ煙草の煙が視界に映る。

9時半?
J は心の中で舌打ちをした。

なんてケンコー的な時間。
ケンコー的すぎる。
冗談じゃない。

声に出さずに毒づきながらも J はソファーから足をすべり落とし、どうにか姿勢を保った。

諛左に言われるまでもなく、最近の J はベッドの上で眠った試しがない。
正確に言えば、ベッドでは眠れなくなってきているのだ。

やわらかいシーツの感触に包まれていると、
そのまま永遠に目が覚めなくなりそうで、どうも馴染まない。
気分は羽毛付きの棺桶だ。



→ ACT 1-7 へ

彼女は諛左の声に顔をしかめ、ワインの瓶を無造作に机の上に置いた。

産地まで当てるか、普通?
言い当てられたバツの悪さを無視して、彼女は心の中で文句を言った。

それとも、実は部屋のどこかにカメラが隠されていて、
それを通じて諛左がまるで神のようにすべてを見透かしているのではないか。

彼女は寝返りを打って横向きになると、側のテーブルに置いた煙草の箱を探った。
中から一本抜き取って、これも手探りで探し当てたライターから火を点ける。

「……で、どういう依頼よ?」

諛左の正論に納得したわけではないが、否定できる理由もない。
彼女は投げやりな調子で尋ねた。

「言っとくけど 『この前の依頼』 みたいにヤバイのはお断りだよ」


彼女は街で小さな事務所を開き、いわゆる 『何でも屋』 を生業としていた。
問われれば、彼女はそう答えることにしている。
いかにも胡散臭い仕事だが、内容と対価を選り好みしなければ依頼は頻繁にあった。

諛左は彼女のパートナーであり、時にはマネージメントもこなす。
仕事の依頼をどこからともなく探してくるのは、諛左の役割の一つだった。

しかし、諛左を通した仕事にはロクなものがない、と彼女は信じている。

『この前の依頼』 もそうだった。
彼女は煙草の煙を目で追いながら、記憶を辿った。


それは、諛左の言うところでは 『単なる身辺調査』 という仕事だった。

いざ取りかかってみると、それどころではなかった。
調査する対象人物も含め、依頼人までもが刑法に忠実とはいえない連中で
彼女はかなりの暴力沙汰を強いられた。

しかも最悪なことに、
彼女が調査を始めた頃を狙ったかのように警察が連中に目をつけた。

挙句の果てには、巻き込まれた形の彼女までが
危うく逮捕・拘留の憂き目を見るハメになったのである。


「どうせ動くのはアタシだからって、諛左はいつもムチャな仕事を持ってくる」
彼女は灰皿を引き寄せた。
「まったく、あの依頼ときたら……」

『まだそんな前のこと言ってるのか。しつこいな。過ぎたことだろう』

「アタシは根に持つタイプなの。そういうのは、もうゴメンだって言いたいの。
あ、それから、必要以上に労力を使うメンドーな仕事もパス」

『お前から労力を取ったら、何が残るんだ?』

「……」

『そもそも、労力なんて言葉は、それなりの働きを見せている人間が使うもんだ』

言い切ったな、この野郎。
彼女は指先で煙草の灰をポンと落とした。

だが、実際のところ、『労力を惜しむこと』 を惜しまない彼女としては
諛左の言葉を否定できない。

辛辣さを伴う諛左との口論に、彼女が勝てたことは数えるほどしかないのだ。

「……あたしの労力不足は、この際、置いとくとして、だね。
もしも厄介なヤマだったら、あんたにもそれなりに働いてもらうから、それだけは覚悟しな」

『そりゃこっちがゴメンだな。
お前の人使いの荒さは筋金入りだ。こっちの命まで削り取られてしまう』

小馬鹿にしたような諛左の声が、彼女の耳に不愉快さを届けた。



→ ACT 1-6 へ

しかし、諛左の答えは予想通りだった。

『あのな、気づいているかどうか知らないが、一応教えてやる。
今みたいに、朝、俺がお前を起こさなきゃならない時、
お前はいつも同じ台詞を言って俺をウンザリさせるんだ。いい加減、聞き飽きた』

フォンの向こう側から届く言葉は、
眠りを妨げられた彼女への同情など入る余地がないほど容赦がない。

『気が乗らないとか何とか言ってるが、お前のは単なる不精だ。
でなきゃ、寝不足で寝足りないだけだろう。
用もないのに夜の町をうろつく癖は、いい加減に直した方がいいな』

「放っとけ、人の行動」

『言われなくても放っておきたい。
お前が夜ごと町を徘徊しようと、飲み足りなくて、部屋に戻ってからまた飲み直そうと、
着替えもせずにベッドを無視して長椅子で惰眠をむさぼろうと、
まったく俺の知ったことじゃない。
だが、仕事に差し障るようなら黙ってるわけにもいかないんでね』

「……ふーん、だ」

いちいち指摘された通りである。

彼女が事務所に戻ってきたのは恐らく、昨日の夜。
というより今日の明け方、と言った方がいい時間帯だ。

恐らく、というのは、彼女自身よく覚えていないからである。

恐らくそのままの格好で長椅子に倒れこみ、
恐らく眠りについたのは今から3時間ほど前。

そして、たった今、無粋な電子音で起こされるまで、
恐らく彼女の惰眠は続いていたのである。

『当ててやろうか』

諛左の口調が揶揄するような響きを含む。

「何を」

『今、お前は俺が言った通り長椅子で横になっている。
その側には、きっとワインの瓶が転がっている。エウロペ産の安い赤。
お前は昨日帰ってきてから、それを開けて飲み始めた。
長椅子の横の机の上には、グラスが一つ』

「そんな覚えは……」

ない、と言いかけた彼女の視界に、机の上で倒れている透明な物体が映った。

グラスが一つ。
底の方には、暗く濁った赤い液体が乾燥してこびり付いている。

彼女は長椅子の周囲に手を伸ばし、視界の外を手探りした。
指先に冷たく硬質な何かが触れる。
それでも、断定的な諛左の予想が外れていることを願って、彼女はそれを掴み上げた。

   Je Continue?(賭けを続けるか?)

彼女の目に映ったボトルのラベルには、飾り文字のフレンチでそのように刷られていた。
底には、まだ 2cm ほど赤ワインが残っている。

「……」

『当たりだな』

彼女の沈黙に、予想が当たって満更でもないような諛左の声がスピーカーから届く。



→ ACT 1-5 へ

『ああ、じゃない。いつまで寝ているつもりだ』

「いつまでって……いま何時?」

『9時半すぎ』 諛左と呼ばれた男は素っ気なく答え、素っ気なく付け加えた。
『朝の』

「朝の9時半……。まだ明け方じゃないの。起こすんじゃないよ」

『世間では今の太陽の位置を明け方とは言わない』

「太陽がどこにあるかなんて知るか。
正午前なら8時だろうと9時だろうと10時だろうと同じことなの。
知ってるだろう、キライなんだよね、朝は」

『知っている。今までに何度も聞いた』

「だったら、なんで起こす」

ぶっきらぼうに彼女は尋ねた。

電話であれ、直接の対人であれ、起き抜けの彼女の反応は大体いつもこうである。

朝がキライだと言うが、ならば夜ならいい、というわけではない。
時間帯とは関係なく、他人に眠りを邪魔された時には機嫌が悪いのだ。

フォンの向こうにいる諛左も彼女の不機嫌の理由は判っているようで
もう馴れている、といった諦め混じりの口振りで先を続けた。

『なんで、とはふざけたことを。仕事以外にお前を起こす必要があるか?
でなければ、この建物が火事になろうと爆破されようと、
お前の安眠を邪魔するつもりは全くない』

ありがたいのか、その逆なのか分からない諛左の返答である。

「仕事ねえ……」

彼女の声はまだ曖昧で、それに対する諛左の口調は明確なことこの上ない。

『11時に依頼人が来る。
それまでに、そのボンヤリ頭を雲の外に引っぱり出して、とっとと下に降りてこい』

「依頼人?」

『そうだ』

「それ、聞いてない」

『言ってないから』

「……そゆコトは前もって言ってもらいたいんだけど」

『今言った』

「……」

ガキかよ。
彼女はため息をつく。

「……あんたが探してきた客?」

『そう』

「それは気が乗らないねえ……」

ムダだと知りつつ、彼女は軽く自己主張をしてみる。



→ ACT 1-4 へ

プロフィール
HN:
J. MOON
性別:
女性
自己紹介:
本を読んだり、文を書いたり、写真を撮ったり、絵を描いたり、音楽を聴いたり…。いろいろなことをやってみたい今日この頃。
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