前にも書きましたが、最近は読書三昧の毎日を送っています。
読むだけではなく、書くほうも少しずつ進めてますが
PURPLE HAZE の ACT 8 は、もうちょっと先になりそうです。
というのも、今、それと平行して、違う小説も書いているので。
こちらの方は、ブログに載せる予定は今のところありませんが、
PURPLE とはまったく違う物語で、ファンタジーものです。
といっても以前書いていた 「水晶異聞」 とは異なる世界の話ですが。
東洋系のお話です。
PURPLE は、倦怠感のある主人公を登場させ、
皮肉っぽい文体や、嫌味な台詞回しを意識して書いていましたが、
書いている自分自身も、そういう文章に多少、倦怠気味なところがあり……。
自分で書いておきながらナンだ、という感じですが、
嫌味っぽさを狙って書くというのも、正直しんどいのでございます。
いや、狙っているうちはいいけど、
そのうちに、そういう文章しか書けなくなってしまうのではないか、という
不安もあり。
で、そういう意識を取っ払って、
まったく違うものを書いてみたい、と思い立ったワケでございます。
ホントは、
「PURPLE が終わらないうちは、別の話には手を出さないでおこう」、と思ってたんですが
どうしても書きたくなってしまいました。
もちろん、PURPLE の ACT 8 も、牛歩状態ではございますが、
なんとか書き進めております。
「続きを読みたい」 という方がいらっしゃるかどうか判りませんが、
なんとか、再来週あたりには掲載したいと思いますので
またそのときは、お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
今日は、昨日書いた友人のお父さんのお通夜に行って、
先ほど戻ってきたところ。
式はとどこおりなく進行し、
同期の友人が喪主として立派に務め上げておりました。
でも、挨拶をしたときに近くで顔を見ると、やっぱり目が赤くなっていて、
ちょっとこちらも 「うっ」 と胸に迫るものがあり……。
気を落とさずに、ガンバレー。
さて。
お通夜には友だちの車に乗せてもらって行ってきたんですが、
2人とも場所がよく判らないので、全面的に車のナビ君に頼っての移動。
ナビの言うとおりに進んでいくと、あっという間に到着。
ホントに便利。
ワタシは確信犯的な方向音痴。
知らない道に迷い込んでも、そこで引き返せばいいものを
「もう少し行けば、知ってる道に出るかもしれない」 という根拠のない考えの元、
ガンコに前進し続けて、さらに迷う、というパターン。
一通の道に入り込んで行き止まりになり、
延々バックで戻った、というのもよくある話。
さらに、たとえば左折してヘンな道に入った場合、
「とにかく、あと3回左折すれば、きっと元の道に出られるハズ」 と
意味なく確信して、曲がって曲がって曲がって、らせん状態に進んで、
結局さらに迷うこともある。
当然、ワタシの車にナビはついていないのですが、
スムーズに進む友だちの車に乗っていると、ホントにナビが欲しくなりました。
でも、行きは確かにスムーズだったんですが、
帰り道でナビの指示通りに運転していくと、
住宅街の中の、ほっそい道を延々走らされ
対面から来るバスをよけるために、人んちの玄関先に寄せてやり過ごし、
ちょっと心配になりましたけど。
距離優先でナビにルートを選ばせると
ときどき、こういうふうに 「な、なに、この道? ホントに合ってるの?」
というヘンな道を走らされ、不安になることがあるらしい。
まるで、タクシーに乗ったときに
自分しか知らない裏道を得意げに走る運転手さんのようだ。
でも、やっぱり便利なことは便利なんだろうなあ。
というわけで、購買検討中。
……お通夜とはまったく関係ない記事で終わってしまった。
同期だった T くんのお父さんが亡くなった、とのことでした。
まだ69歳だったとか。
T くんはワタシと同年代。
よく考えれば、同じ年頃の友人たちの中で、
すでに親がいない……というのも、決して少なくない。
この前会った大学時代の友人も、母親を亡くした、と言っていた。
私自身も数年前に父が他界している。
こういう話になると、友人同士で、
「もう、そういうトシになったんだねえ……」 と、つい言ってしまう。
いつまでも若くないし、
いつまでも親がいるわけでもない。
自分が年をとるだけ、当然、親も年をとる。
どこかで別れが来ることは、頭の中ではずっと判っていて、
実際にそれが起こる時期、というのが、
ちょうど今のワタシ達の年代ぐらいなんでしょうか。
さっきも言ったように、ウチはもう父親がおらず、母親だけ。
当の母親は今も元気に、趣味に、旅行に、充実した毎日を送っています。
母とその同級生は今も仲がよくて
定期的に集まって温泉に行ったり、観光旅行に行ったりしていますが
会うたびにメンバーが減る、と笑い話にしています。
メンバー同士でも、「今度は誰がいなくなるのかね?」 と冗談で言い合ったりしているとか。
母の信条は、
「先が長くないのは、もう判っているから、動けるうちに楽しむだけ」。
悟っている、というか、覚悟している、というか。
だからこそ、そんな不謹慎で自虐的な冗談も、笑って言えるんだろうなあ。
ワタシ自身は、とてもとても、まだそんな心境にはなれません。
そんなトシでもないし。
でも、自分も、自分以外の人も、いつかは終わるのは確実だから、
せめてそれまでは、母のように 「動けるうちは楽しもう」 という気持ちで
後悔だけはしないように生きたいもの。
……てなことを考えて、しみじみしていたら
1時間ほど後に、またメール。
今度は、元・同僚の K さんが、今日めでたくパパになった、とのこと。
うーん、
去る命があれば、生まれる命もあり。
同じ1日の中で、そんな2つのメールを受け取った今日という日。
こんな日も、あるのね。
ご冥福をお祈りします。
そして、お誕生おめでとうございます。
ヘンな夢を見た。
ヘンといっても奇妙キテレツという夢ではなくて、
なんでこんな夢を見るんだろうワタシが、というような夢。
というのも、それは、あろうことか
「ワタシが結婚しようとしている」 夢なのだ。
始まりは、ワタシの家。
家族総出で、式場へ向かう準備をしている。
だいぶ前に亡くなったバアチャンまでいるではないか。
なぜ? と疑問に思うこともなく、周囲を眺めているワタシ。
やたら慌しい。
まわりにいる人間全員が動き回っている。
その中で、ワタシは1人ボーッとしている。
「ああ、そうか」 とワタシは気づく。
「ワタシ、今日、結婚しに行くんだった」
『結婚しに行く』 という表現はおかしいけど、
夢の中でハッキリそう思ったのは覚えている。
そのうちにタクシーが来て、家族とワタシが家の外に出て、
タクシーに乗るのかと思ったら、そのまま歩いて式場へ。
乗らんのかい、というツッコミもなく。
せかせかと歩かされて、着いたところは、教会でも神社でもなく、木造平屋の古い日本住宅。
家の前には、知人友人が集まっていて、なぜか、その中にワタシの母もいる。
あれ、お母さん。さっき一緒に家を出てきたハズでしょ?
なんで先に着いてるの? というツッコミも、もちろんなく。
「早く早く」 と母にせかされ、
家の中の和室に入り、そこで着付けをされるがままのワタシ。
畳の上には、色とりどりの着物。
おお、なんとなく横溝正史の世界。
さっきと同じように周囲では慌しく人が動き回っているのに、
ワタシは相変わらずボーッとしたまま。
心の中で 「ふーん、結婚って、こーゆーもんか」 などとノンキなことを考えてるうちに
準備が終わり、さて……
……というところで、何の結末もなく夢が終わり、目が覚めた。
なんだこれ。
なんで、こんな夢を?
自分が結婚しようとする夢なんて、生まれてこの方、見たことがない。
普段は結婚のことなんて考えてもいないのに、なぜ?
?????
推測その1。
寝る前に、そのテの、つまり 「結婚」 関連の本を読んだか、
あるいはドラマを見て、それに影響されて夢を見た。
ブー。はずれ。
読んでないし、見てもいない。
読んでいたのは 「ドリトル先生アフリカゆき」(懐かしくて読み返していた)。
推測その2。
最近、友人か知人が結婚したので
それに影響されて夢を見た。
ブー。
これもなし。
去年の年末に、
嫁にいった姉貴が 「別れるかも」 と実家に電話してきたことはあるけど。
推測その3。
「そのうちに、こういうことが起こる」 という、
人智を超えた遥か高次元の存在から、夢を通じて送られてきたメッセージ。
あるいは予言。
……。
……。
ノーコメント。
推測その4。
「もうしばらくは1人のまま自由でいたい」 と思いながらも、
実は心の底では、結婚したい、と思っていて、
その深層心理が夢に出てきた。
ブー……と言いたいところだけど、迷うところ。
結婚したらどうなるだろう、と考えることは確かにあるけど、
ハッキリ 「したい」 と思ったことはない。
もしかしたら、気づかないところで、結婚したいと思っているのかもしれない。
でも、そうじゃないかもしれない。
無意識下の深層心理のことまでは、ワタシ責任持てません。
ただ、気になるのは、
夢の中のワタシが、まったくの受身だったこと。
ボーッとしたまま、自発的に何かをするでもなく、言うでもなく、
ただ回りの人たちを見てただけ。
ものすごくリラックスしたノンビリ気分だったのは覚えてるけど、
「もうすぐ結婚するんだわ♪」 的なウキウキ感もなく、
かといって、「絶対イヤ!」 という反抗心もなく、
「どうしよう……」 という迷いもなく、
ただ、他人事のように、そこにいただけ。
そもそも、ダンナになるはずの相手の男はまったく登場せず、
夢の中のワタシも、ダンナのことなどまったく考えていなかった。
「みんな、忙しそうだなあ」 とか
「着物、きれいだなあ」 とか
「この部屋、広いなあ」 とか、
そんなことばかり考えていたのを覚えている。
なんだろう、
自分の結婚の準備風景を、ブラウン管の向こうから冷静に眺めている感じ。
てなことを、つらつら考えてみると
やっぱり 「結婚したい」という深層心理があるようにも思えない。
淡白すぎる。
じゃあ、なんだ?
わかりません。
結局、この夢に対するモヤモヤ感は消えないままですが、
夢の世界というヤツは決して理屈で片付けられるものでもないし、
自分で勝手に解釈すればいーや、ということで、気にしないことにします。
ま、いっか?
昨日、脱輪したときに撮っていた雪の写真。
いま見てみると、イマイチな写真ですが、せっかくなので載せるっす。
遠景。
向こうに見える白いのが、たぶん白山……かな?
足跡ひとつない田んぼの雪。
盛り上がってるところは、たぶんあぜ道。
これじゃ溝があっても判らんって。(しつこい)
手取ダムまで足を伸ばしてみた。
手前に広がっている、シミ一つない雪のダム壁。
日が差していたらキレイだったと思うけど、あいにく日陰でした。
たぶん、段々畑の上に雪が積もってできたと思われる光景。
白い階段。
実は、昨日のブログには書かなかったけど、
この時点でワタシ、軽く迷子になりました。
土砂が積もった工事現場に迷い込んで、
ダンプやトラックだらけで、作業服のオジサンしかいないようなところを
「なんで一般の車がいるんだ」 みたいな目で見られて逃げるように戻ったり、
そこから抜け出したと思ったら、
今度は、対向車とすれ違うこともできないような細い山道に入ってしまって、
方向転換もできず、ひたすら進んで、さらに迷ったり……。
ようやく大きい道に出て安心していた矢先に、脱輪。
まったくもう踏んだり蹴ったり。
ホント、見知らぬ土地では何が起こるか判らない。
見知らぬからこそ楽しい部分もあるけど。
そして帰り道を運転中、
赤信号で止まったときに窓から撮った景色。
実際は山の合間から日の光がパーッとさしこんで、もっとキレイだったけど、
青信号に変わって急いで発進させたので、ゆっくり撮るヒマなかった。
天気はすごくよかったけど、
いろいろなことが起こって、テンションが微妙に上下した、
そんな冬の一日でございました。
しまった。
どうせ写真を撮るんだったら、脱輪状態の情けないマイカーも撮っとけばよかった。
軽く気が動転していたので、思いつかなかったけど。
今日はちょっとした出来事があり、若干つかれてます……。
それは何かとゆーと。
久しぶりに天気が良かったこともあって、
外出したついでに、いつものように写真を撮りたくなって、
カメラを持って車を走らせていたときのこと。
人間というのは勝手なもので、
雪が積もっている時は、「ジャマだ」「不便だ」 と散々文句を言っていたのに、
この前までの雪がすっかりとけてしまうと、
「北陸の冬なのに雪がないっていうのも、なんか物足りない……」 と、
雪深い地域の人が聞いたら 「何ぬかす!」 と怒られそうなことを考えてしまいまして。
で。
今日は 「なんだか雪景色が撮りたいなあ……」 と急に思い立ち、
少し遠出して、フラフラと白峰付近の山の方まで行ってみました。
さすがに山の近くまでくると、平地も雪だらけ。
気ままに車を止めてパシャパシャやってた、とご想像ください。
やがて、左右を田んぼに挟まれた道があり、
よし、ここに車を置いてちょっと歩いてみようと思って、道の脇に車を寄せようとしたんですが。
これが、いけなかった。
突然。
車の前方下から、ガ、ガ、ガ、ガ……という音が。
こ、これは。
この不吉な音は。
ワタシの記憶が正しければ、
十数年前、外注さんの事務所に行ったときに
その事務所の前の溝で、見事な脱輪をかましてしまった時の、あの音に似ている……。
……てなことが、ほんの1、2秒の間に頭をよぎった直後。
気がついたら、傾いてました。車が。マイカーが。
おおう。
なんてこったい。
見知らぬ土地で、人生で2度目の脱輪。
道の両脇には溝があり、
積もった雪で、まるでそこも道であるかのようにカモフラージュされていた。
……。
……。
おいこら、雪!
お前、性格悪いぞ!
お前がガッツリ積もってるから、そこに溝があるなんて判らんやんけ!
お前がいなきゃ、絶対ハマらなかったんだい!
……と雪に八つ当たりしても、タイヤは元に戻りません。
仕方ないから、車から降りてみると、見事に左の前輪がハマってました。
その反動で、対角線上にある右の後輪が、すっかり浮き上がっているではありませんか。
その姿は、まるで、
電信柱や木の根元で犬がよくやる、あのポーズ。
……か、かっちょ悪い。
こんなところでマーキングしてる場合か、マイカー。
とりあえず、近くのお店に行って、付近の修理工場に電話してもらい、人を呼んだんですが、
それを待っている間に近所の人が2、3人やってきて、
修理屋さんが来る前に、あっという間に車を持ち上げて、タイヤを路上に戻してくれました……。
みんな、親切……。
その後でやってきた修理屋さんも、
「ああ、車あがったんだ。よかったね」 と
ムダ足だったにもかかわらず、笑顔で去っていきました。
皆さん、このブログを見てらっしゃるかどうか判りませんが、
改めてホントにありがとうございます。
皆さんのおかげで、無事、生還いたしました。ほっ……。
帰り道は、車が動くことのありがたさと、
見知らぬワタシに親切にしてくれた方々へのありがたさを心底かみしめながら
用心しいしい運転していたワタシです。
それにしても、雪。
やっぱり、お前はキライだ。