月です。
今年初の撮影。
一日、二日と天気が悪くて曇りがちな夜空だったけど、
三日の夜は、雲の切れ間からようやくお月さまが顔を出してくれました。
満月というわけにはいかず、上弦の月ですが
とりあえずは OK。
それにしても、昨年は山ほど写真を撮りました。
いろいろな写真。
月もあり
星もあり
スズメもあり
ネコもあり
花もあり
旅もあり。
カメラのバッテリーが半日でなくなってアセったことも何度かあり。
何をムキになって撮っとんねん、と自分にツッコミを入れたくなるほど撮りまくり。
まあ、結局は好きなんでしょうね。撮るのが。
あまり自覚はないんだけれども。
てなわけで、今年も
月を撮り
星を撮り
スズメを撮り
ネコを撮り
花を撮り
旅を撮り……
どんなシャッターチャンスがやってくるか、
今から楽しみなのであります。
そういえば昨年末、
「 自分たちの絵でカレンダーを作ろう企画 」に誘われたことをすっかり忘れていた。
1月上旬には絵を渡さないといけないから、急いで制作。
といっても、時間がないし
以前、イラレを使って作った絵の中から一つを選んで
手直しして出すことに決定。
ちょっとだけ直すつもりだったけど、
やってるうちに面白くなってきて、いろいろ描き足していたときのこと。
数時間、作業を続けて、いよいよフィニッシュ、という時に
突然 「予期せぬエラーが起こりました」 とかゆって、イラレが強制終了。
……マジ?
自分、久しぶりに固まったッス。
自分、1回も保存してないッス。
しかも、あっちゃこっちゃ手を加えたので、
どこを直したか、自分、ほとんど覚えてないッス。
やる気、消えたッス。
ああ、ワタシのバカ。
そして、PC のバカ。
しばらくイラレの作業とかしてなかったので、
「保存はこまめにしようね」 という基本的にして絶対のルールを忘れていました。
やられた。
数時間分の作業が、泡と消えた瞬間。
一からやり直しッス。
オリジナルの絵は残っていたので、
また最初から作業を始めたんですが……。
今回は慎重に、慎重に、ある程度区切りがついたら、即・保存。
前回ほど手を入れる気力はなく、ほどほどにして完成させました。
ワタシはイラレ9を使っていますが、
友だちは、いまだにイラレ8なので、
保存する時に 「イラレ8との互換性あり」 で保存しました。
やでやで、これで一段落。
……と思ったんですが、ファイルを閉じた後で
「もう少し、直したいな……」 なんて思ってしまい、
ちょっとだけ手を加えようとして、改めて、保存したファイルを開いてみると。
……ぶっこわれてました。
パーツごとにレイヤを分けておいたのに、
1枚のレイヤに勝手に統合され、
しかも、ところどころ画像が切れていたり、なくなっていたり、
しっちゃかめっちゃか状態。
さすがに、今回は叫んだ。
「なんでやねーん!」
思い返してみると、
「バージョン8との互換性あり」 で保存してしまったのが、たぶん失敗の元。
イラレ9には、グラデやら透明やら、8にない機能が結構あって、
今回作ったイラストにも、ガンガン使ったんですが、
そんなものを 8形式で保存してしまうと……そりゃ、こわれるわね。
第一、そんなファイル、8で開くハズがない。
あうー。
これはさすがに、大ショック。
3度目の、「一からガンバロウ!」 状態。
がんばれるかーいっ。
いや、がんばったけどさ。
結局、そこまでする必要もないのに、ムキになって徹夜してガンバったさ。
3度目の正直って、こういうことを言うのね、と実感した夜でございました。
Adobe の Illustrator を知らない方には、まったくどうでもいいお話ですが、
あまりにも悔しかったので、書かずにはいられなかったのさ。
ぷんぷん。
新年です。
2009年です。
とりあえず、明けましておめでとうございます。
「明けまして」 と言っても、一晩越えただけで気持ちが新たになるか、と言われると
決してそうではありませんが、いちおう、ひとつの区切りとしてね。
世間の慌しさやテレビの賑やかさを除けば、
「元日」も「普通の日」も、あまり変らないなあ・・・と思うようになったのは、ここ数年のこと。
確かに、大掃除したり、正月飾りを用意したり、
大晦日までは、「もうすぐ新年」的な気分があるんですが、
いざ年を越えて元日を迎えても、そこにはいつもと変らない朝がありまして。
子供の頃みたいに、お年玉もらったり、
お正月ならではのカルタや凧揚げとかの遊びをしなくなり・・・。
さらに、ウチではいつの頃からか、「初詣」というものをしなくなってしまい、
親戚とのお付き合いも、そこそこ手を抜いているので、挨拶まわりなどもなく、
余計に新年っぽさを感じる事ができなくなったのかもしれません。
せいぜい、お雑煮を食べて、年賀状を見るだけ、というところでしょうか。
なので、ここ数年は、
ただダラダラと休むだけの連休・・・という扱いで、新年を迎えています。
まあ、今年一年、どんな年になるか分かりませんが、
昨年よりは少しでも充実した年になるといいなあ・・・と思っています。
もんのすごくイイことは別に起こらなくてもいいから、
ちょっとイイ感じ・・・と思えることにポツポツ出会えれば、それでワタシ的にはOK。
とりあえず、このブログに掲載中の 「PURPLE HAZE」 を終了させることを
ものすごく身近な目標にして、2009年を迎えたワタシなのでありました。
今年も、皆さま、お付き合いの程、よろしくお願いいたしますダー。
今年も余すところ、あと3日。
早いものです。
ついこないだ、2008年のお正月を迎えたような気がするのに、
もう1年経ったのか。
元・会社のトモダチから、
「仲間内で来年のカレンダーを作っているので、ぜひ協力してくれい」 とメールがきました。
12人でひと月ずつ絵を描いて、それを1枚のカレンダーにしよう! とゆー計画のようです。
お遊び企画ですね。
おもしろそうなので、参加。
でも、こちらが 「いーよ」 と返事をしてもいないのに、
「11月分をよろぴくー」 と勝手に割り当てられてしまい、
1月上旬にはカレンダーを完成させるという、ちょっと急な話。
とりあえず何を描こうか、とネタ探し。
年賀状をようやく作り終えたばかりなのにぃ。
ま、いーけど。
さて。
年末年始の休業……というワケではありませんが、
今年のブログ更新は、このエントリーで打ち止めにする予定です。
本当は、PURPLE HAZE の ACT 7 をスッキリ終わらせたかったトコロなんですが、
まだ話は半分ほど。
中途半端なところで新年にバトンタッチしてしまいますが、
来年度も引き続き掲載する予定。
てなことで、少し早めですが、旧年のごあいさつを。
ブログを通じて知り合った方々、本当に仲良くしていただいてアリガトゴザイマス。
来年もよろしくお願いいたします。
皆様、よいお年をお過ごしくださいませ。
でわ。
……といいつつ、年内に、もう1回ぐらい出没するかもしれませんが。
とりあえず、今日は忘年会ダー。
吐くまで飲むゾー。
でも、吐くのはイヤー。
どっちやねーん。
「ユサとは、何度か “現場” で一緒になったことがある」
“現場” という言葉が、
『戦地』 『戦線』 を意味するマセナリィ同士のスラングであることを、J は知っていた。
「俺の知っている限りでは、かなり優秀なマセナリィだった。ランクも高い」
遠い視線と声で呟きながら、阿南は空になったコーヒーカップをもてあそぶ。
興味がなさそうにそっぽを向いた J は、鼻で短く、ふーん、と答えただけだ。
「今もどこかの “現場” にいるものだとばかり思っていたが……」
一流のマセナリィであった男が、まさかこんなダウンエリアの寂れた一画で、
流行りそうにもない 『何でも屋』 に収まっているとは、阿南の予想外だったのだろう。
「何でまた……」
心の内に疑問を押さえつけておくことができなかったのか、ふと阿南が呟く。
その問いに対して J は、
「知らない。諛左に聞いてみれば?」
と、小さく肩をすくめただけである。
『何でも屋』 という仕事上の部下でもあり、パートナーでもある諛左だが、
何故、そのような冴えない状況に甘んじているのか、むしろ J の方が知りたいくらいなのだ。
もっとも、この男に関することで 「何故?」 と問われ、
J がすんなり答えられることなど、ほとんどない。
やがて。
「……静かになったようだな」
ぽつりと言った阿南の言葉に誘われ、J も階下へと意識を向ける。
先程まで絶え間なく聞こえてきた怒号めいた会話は、
成程、いつの間にかすっかり途絶えている。
ようやく厄介の嵐が帰ったか、と J がため息をついたところに、硬いノックの音が響く。
返事を待たずにドアが開けられ、そこには諛左の姿があった。
「やっと、お帰りいただいたぞ」 そう言う諛左の表情は、少し疲れている。
「1日のうちに2回以上 NO と顔を合わせるのは、正直キツい」
「こちらを 『クロ』 だと決めつけて乗り込んでくるからな、あのバカは」 と J。
「あいつが犯罪者になったとしたら、さぞかし立派な確信犯に仕上がるだろうな」
「呑気なことを。相手をさせられるこっちの身にもなってみろ。
途中でアーサーが割り込んできたから、なおさら話が長引いた」
「それは聞こえてた。あーちゃんは話を混ぜっ返す天才だから」
「とにかく、降りて来い……ああ、それと、悪かったな」
最後に付け加えられた、諛左らしからぬ殊勝な謝罪の言葉は、
J ではなく、阿南に向けられたものである。
「いや、別に」 阿南はゆっくりと立ち上がる。
「事情は簡単に聞いた。なかなか面倒な警官らしいな」
「その名を聞けば、泣く子も黙るってヤツだ。『面倒』 という表現では足りない」
「ここら辺の警官は、皆そうなのか?」
「冗談言うな。あんなのが大勢いたら、
この区画の住民は今頃1人残らず退去している」
低い声で言葉を交わしながら下の階へと向かう2人の男から数歩遅れて、
空になったコーヒーカップとポットを両手にした J が後に続く。
目の前を行く男達の後ろ姿に目をやりながら、J の胸中は複雑である。
諛左が笑っている。
冷笑以外の諛左の笑みを見るのは、久しぶりだった。
数年ぶりの再会だ、と阿南は言っていたが、
会わずにいた時間がもたらすわだかまりや、何を話していいのやら、という気まずさは
この2人には無縁のように見える。
昔の友人に会う、というのは、普通ならばこういう雰囲気になるものなんだろうか。
自分と麻与香の冷えた関係に比べると、大違いだ。
そこまで考えて、比較することの無意味さに気づき、ため息をつく J の腕の中で
カップがカチャリ…と硬質な音を立てる。
→ ACT 7-11 へ
久しぶりに羽咋の千里浜ドライブウェイに行ってみた。
ここ。
この海岸は、日本で唯一、車で波打ち際を走ることができる道路。
道路というか、砂浜ですが。
そういえばだいぶ前に、鉄腕DASH で、ソーラーカーがここを走ってました。
以前、県外からきた車が、波打ち際どころか、
波の中に車を突っ込んではしゃいでいるのを見たことがあるけど、
車によくないから、止めた方がいいよ。
海水だし。
砂浜の長さは延々8km ほど。
今日みたいな晴れた日に流して走ると、もうソーカイ。
ユカイ、ツーカイ、カイブツくんです。
なにしろ、
こーんな波打ち際まで車を寄せることができるし。
日本海とマイカーの図。
車の中から見ると、こんな感じ。
窓の外が海、なんて、ちょいと奇妙な気分になります。
今日は風が強くて、車の外で撮影していると
強風で手元が揺れるやら、細かい砂が当たって痛いやら、レンズが汚れるやら。
今の時期は波が荒い。
風も強いし、海が洗濯槽の中みたいに泡立ってます。
これぞ冬の日本海。
海はヨー、と演歌の一つも歌いたくなる。歌わないけど。
でも、
砂浜の風紋はキレイ。
歩くのがもったいないほど。
でも、足跡をつけても、風に吹かれた砂ですぐに隠れてしまいます。
しばらく走っていると、
こんなヤツにも会えたりする。
カモメかな?
砂浜のムシを探してるような様子。
側に車が来てるのに、逃げません。
でも、気になるようで、「ナンだ、コイツ」 的な目でこちらをチラ見してました。
そのうち、
やっぱり、見られてるのが居心地悪かったようで、
足早に立ち去り……
立ち去り……
しばし、たたずむ。
孤独なカモメの後ろ姿。
いや、孤独かどうかは知らないけど。
でも、この海岸、確かに気分よく走れるけど、
潮風と海水と砂で、車が結構汚れるので、要注意。
ウィンドウやミラーが、もう砂だらけ。