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蝶になった夢を見るのは私か それとも 蝶の夢の中にいるのが私なのか 夢はうつつ うつつは夢


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アタマ痛いのがちょっと治まったのをいいことに外出し、
今度はノドが痛くなってセキが出始めてしまった。

自業自得。


で、買い物に行った百貨店で見っけて、つい衝動買いしたのが……

のどぐろの寿司。

のどぐろというのは、ワタシ達ビンボー人の間では
なかなか手が出ない高級魚として有名なお魚。

数年前、なかなか値が張りそうな料亭に連れて行ってもらったとき、
板前のオヤジさんに 「今日はいいノドグロが入ってるよ。お造りにでもしますか」 と言われ、
調子に乗って 「じゃあ、それで」 と造ってもらったら、
実はそれが一皿8,000円近くのお値段であることが食べた後に判明し、
皆で青ざめた……というシロモノ。

今はもっと安いのかもしれませんが、
自分の中ではその時の記憶があり、いまだに身構えてしまうお魚さまなのですが。


その、のどぐろ様の寿司が、あるじゃありませんか。


……。

前にブログにも書きましたが、ワタシのソウル・フードはマス寿司です。

これね。

握り以外の出来合いの寿司を買うときは、必ずマス寿司を買っていたワタシ。

でも。

ついつい、買ってしまいました。のどぐろ様を。

売り場には1個しか残ってなくて、
それを買い逃せば、もう手に入らないかも……という
根拠のない消費者の悲しいサガが騒ぎ、
そして、料亭での経験から、
あの高級魚を寿司で食べることができる……という欲求に勝てず。

ゴメンね、マス寿司。


包みを開ければ、

まあ、品がよいこと。
微妙なツートーンもほどよく食欲をそそります。

量的にはマス寿司よりも少なめだけど、
値段はそれより高かった。
細かいことを言えば、
普通のマス寿司よりもちょっとお高めの特選マス寿司より、さらに高かった。

わりと魚の身も多め。


何よりも、そう、うまかった。
うまかったのです。

カゼで食欲があまりないとはいえ、
あっさりした風味が、ほどよく後を引き……。

結局、完食。


満ち足りました。


ホントにゴメンよ、マス寿司。
ソウル・フードとかゆっときながら、他の寿司に目がくらんでしまいました。
本命はあくまでもマス寿司さまです。

でも。
ちょっと魔が差しただけなんだよう。

 

浮気の言い訳みたいだな。

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またしばらく更新をサボってしまった。
サボったというか、調子が悪くてネットそのものを自粛していたので
もらったメッセージなどへの返事が遅れてます。スミマセーヌ。

調子に乗って出歩いたせいか、変わりやすい天気のせいか、
このところアタマが痛くてたまらない。
やっぱりカゼか?

幸い、ハナミズとかセキとかはないけれど、
以前、人から聞いた話では、カゼの菌は体の弱ってる部分に取っ付くということらしい。

ノドが弱ければ、ノドに。
鼻なら鼻に。
胃腸なら胃腸に。

ということは、アタマが痛いというワタシは、アタマが弱ってるのか?

アタマが弱ってる。

アタマが弱ってる。

嗚呼。
自分で言っておいて、軽くショック。

確かに、元気ハツラツゥという年ではないから、日ごとに弱っていくのは仕方がないことだけど
それを実感してしまうのは、正直おもしろくない。
ちぇっ。


そんなわけで、ここしばらく外出を控えて、静かに読書などしていました。

というのも、最近ほとんど本を読んでいなかったことに気づき、
古本屋に持って行くつもりで段ボールに選り分けておいた手持ちの本を
売り払う前にもう一度目を通しておこうと思って。

一度は読んだことがあるはずなのに、内容をさっぱり覚えていない本ばかり。
犯人は知ってるのに、どんな事件だったか忘れてしまった本とか、
印象的なフレーズは覚えていても、あらすじそのものの記憶がない本とか。

……アタマが弱ってるのか、やはり。

ええーい、そんなことはどうでもいい。

でも、忘れているからこそ、もう一度新鮮な気持ちで読めましたけどね。

その中でも、やっぱり 「しゃばけ」 シリーズは面白い。
売ろうかと思ったけど、やめました。
これらは手元に置いておきたい。

……こうやって、一度は売ろうと思っていた本なのに
たまたま読み始めてしまうと、売る気が即座になくなってしまう。
新しい本を買う回数こそ減ったけど、相変わらず家の中は本だらけ。
「ジャマだ」 と母親に文句を言われながらも、
増えた本は実家に持ち帰り、いつまた読むかも判らないまま本棚に眠ってます。

だから、本は一向に減りません。
ワタシ的には、そんな部屋の中はシアワセ空間なんですが、
あまり放っておくと、母親に勝手に処理されてしまいそうだし。

アタマが痛いぜ。

弱ってるから、じゃなくて。


そうそう、来週あたりから PURPLE HAZE の ACT 7 を開始する予定です。
ACT 6 からだいぶん日が空いてしまいました。

ACT 7 の前に、ACT 1 から通して読み返してみたんですが……
文章の書き方、表現などが、ACT 1 と最新の ACT 6 では割と違っていることに気づきました。
ACT 1 を書き始めた頃は、今からウン年前のこと。
正確には、十ウン年前ですが。

それから今までの間、自分なりに考え方、感じ方が変わってきたせいかな、とも思いつつ、
昔の文章の方が、まだ自分の意図を反映しているような気がして
ライティングの技術が退化したか? などと焦ってもみたり。

かつて働いていた印刷会社でコピーを書いていた時に
「昔書いたコピーの方が、いいんちゃうか?」 と思い、
漠然とした不安を抱きながら仕事をしていたことを思い出しました。

何故、昔のものの方がよく思えるんだろう。
勢いがあったからだろうか。
判らないことだらけなりに、一生懸命手探りで書いていたからだろうか。
恐ろしいことだけど、感性そのものが鈍ってきたからだろうか。

……なんてことを、つい考えてしまいます。

これからも、てなことを軽く悩みながら、それでも書き続けていくんだろうなあ。
どうにも書くのが好きだし。


まあ、年とともにアタマが固くなってくるのは仕方がないとして。

どうせ弱ってきてるしね。

昨日、外出がてらに久々に動物園に行ってみた。

高岡の動物園は公園の中にあって、無料だけど地味だ。
ライオンとかトラとか、牙のある類はまったくいない。いないったら、いない。

アンニュイな草食動物や鳥類がほとんどで、園内の雰囲気は極めておとなしく、
見ている方も、さほどワクワク感はない。

でも、子供の頃からこんな動物園を楽しんでいたので、
地味とはいえ、自分的にはなかなかどうして癒しスポットになっている。
 

ペンギン。
いつも元気なのは、こいつらぐらいだ。


アンニュイなサル。
檻への寄っかかり具合に、なんとなく疲れを感じる。


ガメラのモデルになったとかいう、ワニガメ。
水槽ごしなので、よく見えなかったけど、コケが生えてんのか、コイツ?
 

タイクツそうなオウム。
普段はサボってるくせに、時々思い出したように甲高い声で鳴くから、心臓に悪い。
 

色も動きも、なんか優雅なフラミンゴ。
こいつらがいる柵の中は、動物園の中で一番華やか。
でも、顔だけ見ると、結構ケワしいぞ。

ツーショット。
スーパーモデル並みの足の長さ。うらやましいことだ。


こうやって見てみると、
他の動物園に比べて、なんとなくどいつもこいつも、どよーんとしている。
そもそも動きが少ない。
エネルギーをセーブしてるのか、狭いから動きようがないのか、どっか諦めてる感じ。


そんな中、

エサに群がるペンギンは、やたら賑やかしい。


この動物園の中で一番元気がいいのは、きっとこいつらじゃなかろうか。

旭山動物園みたいに、行進とかしてくれればいいのに。

昨日はモンゴル。
そして今日はエリア拡大して、アジア。

ということで、今日は 「アジア音楽祭かなざわ2008」 に行ってきました。
日本、中国、韓国、台湾、他にも様々な国から音楽家がやってきて
いろんなコンサートを聴くことができる、という嬉しいイベント。

メイン会場は金沢駅の隣りにある県立音楽堂ですが、
駅構内のコンコースであるコンサートは無料。

これは音楽堂の入り口。
休日ということもあり、わりと人は多かったかな。

音楽堂の周辺では、いろいろなアジアン屋台が出てました。



中国屋台のゴマ団子、おいしかったっす。
撮る前に食べてしまったけど。

 

音楽堂では複数のホールで演奏があり、見たいものだけチケットを買うこともできるけど、
一日券を買えば、どのコンサートも見放題でお得。
もちろん、買ったさ。

でも、30分~1時間ごとに違う場所で演奏があるので移動がタイヘン。
音楽堂の中だけでも結構歩く距離があり、足が痛いったら。

演奏中の写真は当然 NG なので……

「公演中はやめてね」とスタッフの人に注意されながら (いや、こんな口調ではなかったけど)
開演前のホールの様子を撮ってみた。
わりと新しい建物なので、中はまだキレイです。


数ある演奏の中でも 「お、いーじゃん」 と思ったのは
まず、沖縄民族音楽と踊りの 「めんそーれ沖縄」。

『太陽人』 と書いて 『てぃーだんちゅ』 と呼ぶグループの
明るく、そして時には染みるような沖縄民謡は、聞いていて耳が気持ちいいです。
「人間が一番幸せを感じるのは、
誰かを幸せにしてあげたい、と思って行動する時」 というメンバーの方のMCに
素直に感動してしまいました。
そして演奏を聴いていると、何よりも元気になってくる。
最近ちょっといろいろあって、ヘコみ気味だったから、なおさらエネルギーもらったぞー。

いいぞ、沖縄民謡。
すごいぞ、「太陽人」 と書いて 「てぃーだんちゅ」。

 

迫力があったのは和太鼓アンサンブル 「英哲風雲の会」 による舞台 「日本の響き」。
大太鼓に向かって打つ姿もよかったけど、
5人のメンバーが太鼓を持ちながら、
あれは舞い、といってもいいんだろうか、
とにかく、動き回りながら打ちまくるのも見惚れてしまった。

 

そして、今回のイベント初めて知った中国の楽器、揚琴(ようきん) の音色は、とても印象的。
座席からは見えなかったけど、
箱の上に弦が100本以上張ってあって、それを竹製の細いバチで叩く楽器のようです。
音は、最初に聞いた時、「ピアノに似てるな」 と思ったけど、
ピアノよりも余韻が響いて、なんというか、木琴とピアノを足して割ったような、
でも、それ以上に繊細でキレイな音色。
機会があれば、ぜひまた聞いてみたい演奏でした。

 

他にも、オーケストラ・アンサンブル金沢と琴のジョイント演奏とか、
韓国と日本の若手による室内楽とか、
石川県の伝統芸能 「でくまわし」(人形浄瑠璃) とか、
とにかく、ありすぎて全部見るのは難しい、というほど。

どの演奏もよかったけど、
できれば、違うホールでの演奏が
同じ時間帯にカブらないようにしてほしかったなあ……というのが、ちと不満。

音楽祭は明日まであり、
明日は、テレビで時々見かける青島広志さん (「世界一受けたい授業」 で見た記憶が……)も
出演されるということで、見に行きたい気持ちはあるんですが、都合が悪くて NG。


ともあれ、どっぷりアジアン・ミュージックに浸った一日でした。

うーん、文化の日っぽい過ごし方。

あ、文化の日は明日だ。
ま、いーか。

だいぶ更新をサボってしまいました。
バタバタが続いています。


……が、そんな中、
今日は友人のお誘いメールで、
金沢市の内川地方でやっている「内川鎮守の森ギャラリーⅡ2008」に行ってきました。

これは毎年この地域で開催されているアート・イベントで、
いろいろなアーティストの作品が内川の自然の中で展示される、というもの。

簡単な内容はこちら。

http://www8.plala.or.jp/tinjunomori/index.html


今年は10月31日~11月3日まで開催。
作品展示の他にもパフォーマンスなどがありますが、
特に今日は、モンゴル出身のサェハーンさんという方の琴の演奏と踊りがある、ということで
ぜひ見てみたい! と思い、出かけていったわけでございます。


サェハーンさん、むっちゃキレイな方でした。
彼女の名前はモンゴルの言葉で「美しい」という意味なんだそうですが、
まさに名は体を表わす、という感じ。
モデル、ダンサーとしても活躍されてるそうで、
NHK の朝の連ドラ 「ちりとてちん」 にも出演されていたとか。

本当は今日撮った写真を載せたいところだけど、
なんかいろいろ問題があるようで、それは自粛。

上手な日本語をまじえて演奏する琴は、見た目も音も日本のものより骨太な印象。
モンゴルでは、ヤトグと呼ばれている琴だそうです。

演奏曲を聞いていると、どれも大陸的な印象。
草原、土、風……そういったイメージが浮かびました。
野生馬が思いっきり駆けてるような。
まあ、モンゴルの曲だから、当たり前といえば当たり前かもしれませんが。

とにかく不思議な音色でした。
マイナー音がたくさん入っているのに、日本の曲のように沈んだ感じではなく、
カラッと晴れやかな音色。
日本の琴は、ちょっと甲高くて神経が細い音、という感じがして、ワタシは少し苦手なんですが
このヤトグの音は、それよりも豪胆で、それでいて繊細さも併せ持つ、そんな印象を持ちました。

もともと民族音楽は好きなんですが、
やっぱりいいなあ……と、しみじみ感動。


休憩時間に振る舞われたモンゴルティーも美味。
モンゴルでよく飲まれるのは、塩を入れたミルクティーだとか。
今日出てきたお茶も、それでした。
最初は、えっ、塩っすか、マジで? と思ったものの、
飲んでみると……これが、なかなか美味い。
塩キャラメルの甘くない版、みたいな。ちょっと判りにくいかな。

でも、病み付きになりそうです。
ウチで時々チャイを飲むことがあるけど
今度から砂糖ではなく、塩を入れて飲んでみようかな……と、すぐに影響されるワタシ。

やがて演奏と踊りも終わり、
美女の笑顔に癒され、
大陸の音楽に癒され、
未知なる味に癒され、
演奏後は気分よく家路につきました。


だから、帰り道で
やんちゃな車に後ろから煽られても、
大らかな気分で許すことができたワタシなのでした。


……って、んなワケあるかいっ。
あんな暗い山道でスピード出すんじゃないっ。
イニD かぶれかっ。何を攻めてんだっ。


どんなに癒されようと、腹立たしい時には腹が立つ未熟なワタシです。
久しぶりに車の中で 「バカヤローッ」 と怒鳴ってしまった。
あーすっきりした。

やっと終わった……という感のある、PURPLE HAZE ACT6。
遅ればせながら、終了に際して恒例の言い訳……ではなく、感想など。

この章で、生まれて初めて 「格闘シーン」 を書きました。
格闘、というより、格闘っぽいシーン、と言った方がいいか。

なにしろ、生まれてこの方、実生活の中で 「格闘」「バトル」 などといったモノには
トンと縁がないワタシ。
小さい頃に、姉にフトン蒸しにされて暴れたぐらいの経験しかございません。

プロレスや K-1 などをテレビで見るのは好きだけれど、
技に詳しいわけでもなく、さて、どう書こうか……と迷った挙句、
結構、気の抜けたシーンになってしまいました。

最初、頭の中では、ケル・ナグール的な格闘イメージがあったんですが、
ちょっと待てよ、と思い直し……。

格闘するのは、J。
何といっても、この女はモノグサです。めんどくさがり屋です。

ということは、たとえ格闘であっても、出来る限り自分の労力を惜しんで
あまりハデに立ち回ることはしないんじゃないだろうか、と考えまして。

そうなると、殴る・蹴るなんてエネルギーの浪費はもってのほか。
身軽さを武器にして、避けて避けて、その上で一発決める……的な方が
キャラに合ってるのでは?

ということで、その辺りを意識して書いてみたんですが……
あまり狙った通りのイメージにはならなかったかもしれません。
男B (結局、この章では名前を出さなかった……) が
思いがけず間抜けっぽいキャラにしてしまったので
J 同様、書いてるワタシの毒気も抜けたせいでしょうか。

頭の中にあったイメージは、体術っぽいものです。
相手の力を利用して攻撃する、というヤツ。

もともと、ワタシは
1人の人間が、バッタバッタと大勢の敵を打ち倒し……なんて、
絶対あり得ない話だと思っているので、それだけはどうしても避けたかった、というのもあります。
J だって無敵ではありません。
一応、ごく普通の一般人よりは荒事に慣れている、という設定ではありますが。

まあ、格闘シーンについては、今後も登場しそうなので、要検討というところです。


そして、最後の最後に、いきなり阿南が再登場。
最初は、諛左を助けに向かわせたんですが、
それはちょっとツマラナイなあ……と、思っていたら、勝手に阿南が出てきてしまいました。
ビックリです。
書いてるワタシも、まさか……でした。いやホント。
不思議なものです。
ワタシが組み立てて、ワタシが書いている物語のはずなのに、
ワタシの意図とは関係なくキャラクターが勝手に動くことって、本当にあるんだな、と。

で、困ってます。

どうする。
どうなる。
今後の展開。

ヘンなところで阿南が出てきたため、この先、どう進めたらいいのか。

書き終わってから気がついたけど、
ACT 6 では、物語の中心となっている筈の 「ハコムラヒジリ捜索」 については、
ハの字も出てきてないし。
どこにいるんだ、ヒジリ。
そして、どうするんだ、ワタシ。


……こんな感じで ACT 7 も進んでいくと思います。
まだまだ長引きそうですが、今まで読んでくださっている奇特な方、
また今後もお付き合いの程よろしくお願いいたします。

ちなみに、ACT 7 の開始はもう少し後になります。
しばらくは日記のみの更新になりそうです。


以上、反省のような、言い訳のような
そんなあとがきでした……。ふう。
プロフィール
HN:
J. MOON
性別:
女性
自己紹介:
本を読んだり、文を書いたり、写真を撮ったり、絵を描いたり、音楽を聴いたり…。いろいろなことをやってみたい今日この頃。
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