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蝶になった夢を見るのは私か それとも 蝶の夢の中にいるのが私なのか 夢はうつつ うつつは夢


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ちょっと間が空きましたが、ようやく PURPLE HAZE の ACT 6 を開始します。

以前のように、毎日更新できるかどうか判りませんが、とりあえずスタートさせましたので
少しずつ先へ進めていこうと思います。


今、『深イイ話』 を見ていたら、突然、福田首相のアップが現れて、ちょいとビックリ。

辞任の緊急会見。

おいおい、『嫌われ松子の一生』 を録画していたのに……なんて言ってる場合ではないのでしょう。
他局もすべて、同じ内容に切り替わってます。
恐るべし、マスメディア。
でも、教育テレビだけは通常通り。編み物の番組やってます。マイペース……なのか?


ふーむ、辞任ですか……。急ですね。任期途中じゃないですか。
アベさんが辞めた後、期間としては、ほぼ1年くらいかな?
確かアベさんも、体調不良とかが原因で、任期の途中で退陣したんじゃなかったでしょうか。

首相が代わるごとにニュースになりますが、
交替することによって、世の中がどれだけ変わっているのか、ワタシには判りかねます。
だからといって、誰でもいい、というわけではないのでしょうけど、
もう少しガンバってほしかった、という気もします。
「今のタイミングがベスト」 的な発言も会見の中でありましたが、何がベストなのか。

でも、福田さんが背負っているものは、
ワタシには想像もつかないほどタイヘンなことなのだろうから
急な辞任を 「無責任」 と断言することもできません。


次の方は、どなたでしょう。
麻生さんが有力だ、とテレビでは言ってますが……。
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ACT 6  - Ill weeds grow apace...disorderly -



ガチャン!
陶器が強く触れ合う音がして、不二沢 (フジサワ) は反射的に背筋を伸ばした。
目の前のテーブルで、コーヒーカップが乱暴に皿に置かれた音である。

ああ、苛立っている。いつものことだけど。
不二沢の胃が、馴染みのある、ちくりとした痛みを覚えた。
話しかけられないのを良いことに、
つい今しがたまで、ぼんやりと取るに足らないことをあれこれ考えていた不二沢だったが、
その音で、頭の中を占めていた諸々が瞬時に消え去り、
入れ替わりで、今、自分が立っている場所がどこだったかを思い出す。

コンクリート・グレイに囲まれた空間。
部屋の隅に無造作に積み上げられた雑誌や書類。
片付いているように見えて、あるがままの場所に適当に置かれているだけの日用品。
壁にかかっている時計は、少し右に傾いている。角度にして5度くらい。
殺風景とまではいかないが、暖かみにあふれているとも言いがたい、
ここは J のオフィスである。

部屋の入り口近く、通りに面した大きな窓のすぐ傍らに、
不二沢はもう1人の同僚であるショーンとともに並んで立っていた。
そろそろ、部屋を換気した方がいいのではないか。
充満する煙草の煙に目をやりながら、不二沢は考えた。
煙と混じり合った、恐らく少し濃い目のコーヒーの香りが、不二沢の鼻をつく。
そして耳に響くのは、ライターをもてあそぶ、カチッ、カチッ……という音。

その音と、時計の分針が1分ごとに刻む音を除けば、部屋の中はひどく静かだった。
中央に設えられたテーブルの上にはコーヒーカップが3つ。
そのうち2つは、運ばれてきた時と同じ量のコーヒーを湛えたまま、手もつけられていない。
自分とショーンの分だ。
残る1つは、たった今、不機嫌そうに肩を怒らせながらソファに座る男に飲み干され、
音を立てて戻ってきたばかりだった。

不二沢はひそかな視線を男に向けた。
ブラシを入れ忘れたような、乱れた髪。
薄汚れたコート。
不二沢の位置から見る分には、冴えない男の後ろ姿以上の何者でもない。
しかし、正面から見た男の風貌は、それとは真逆であることを不二沢は知っている。
緑がかった瞳は落ち窪みながらも鋭く、容赦ない。
まばらに生えた無精ひげは、うらぶれた、というよりも野生的な凄みを感じさせる。
穏やかさとは無縁の男である。

不二沢からは見えないが、今、男は恐らく、
数十匹の苦虫を噛み潰して余りある程の表情を満面に浮かべているに違いない。
その苛立ちを示すがごとく、体は小刻みに揺れ、
靴を履いたままテーブルの上に投げ出された両足の爪先が、同じリズムで振動している。
他人の事務所を何の前触れもなく突然訪れ、このような無作法な姿勢でふんぞり返る姿は
客人としては決して誉められたものではないが、
不二沢にとっては (そして恐らく、事務所の主にとっても) いつものことなので、
注意を促す進言などは最初から諦めている。
 

男の名は、明日間濃 (アスマ・ノウ)。
巷では 『NO (ノー)』 の通り名の方が有名な、ダウンエリア D 区の所轄刑事である。


→ ACT 6-2 へ

久しぶりに、母親から見合いの話が。
いや、見合い、というか、「こんな話があったよー」 的な連絡、というか。

以前、そういう話を持ってきた母親に、かなり不機嫌な対応をしてしまい、
それ以来、そんな話はトンとなかったのですが。

相手はワタシよりも3つ年上。母親の友人の息子。
生涯独身、と考えていたらしいですが、この先いろいろなことがあるだろうし、
何かあった時に家族がいるのといないのでは、やはり違うだろう、と考え直したとか。

ウチの母親は、どうせワタシが断るだろうと思っているので
その友人に、「最近は見合いでなくても、その手のパーティとかで知り合って
決める人が多いみたいですよ」 と、やんわり拒否ったようです。

ワタシの方も、あまり気持ちが動かなかったので、それはそれで良かったんですが。

でも、母親のメールに、
「今は独身主義者が多いけど、そう言っていられるのは、まだ若いから。
40代、50代、60代になってくると、また環境が違ってくるし。
その気になれば、相手を見つける方法はたくさんあると思うけど、
どこまで真剣に考えられるかが問題。
面倒くさいとか言っているうちは、まだまだ……。」

この 『……』 の余韻に、含みを感じますが、
さすが親。
ワタシが 『まだまだ』 なのを、しっかり見抜いています。


さて、じゃあ、ワタシがどこまで真剣に考えているか、ということですが。

実は、さほど考えていない。

ワタシも充分イイ年だし、
別に、生涯独身でいよう、と思ってるわけではありません。
(どうしても結婚したい、というわけではないけど。)

もしも適度なタイミングと適度な感情の盛り上がりがあれば、してもいいとは思う。

でも、だからといって、積極的に 『結婚』 のことを考えているか、といえば、それはない。
……ということは、やっぱり母親が見抜いている通り、真剣さがないんだろうなあ。


ウチの親戚一同は、イナカの人間なので、
イイ年したワタシが、いまだに1人でいることに眉をひそめるけど、
今はそんな時代じゃないことも確か。

以前よりも 『オヒトリさま』 でいやすい時代。
すべきか、せざるべきか、というよりは、したいか、したくないのか、というトコロが問題。
それも母親が指摘したとおり。


で、ワタシの結論。

やはり、自分から 「したい!」 といって動くことは、当分ありません。
1人がさびしい、と思うことも確かにありますが、
総合的に考えると、「さびしい」 と思ってない時間の方が、明らかに長い。

サビシイもツマラナイもモノタラナイも
すべて自己完結してしまう、そんな性格も問題なのかもしれませんが。


友人の1人には、
「結婚する、しないは別として、コドモは生んだほうがいいよ」 と言われました。

そっちの方が、タイヘンじゃないの?

役所から一通の封書が届きました。

公の機関から手紙やハガキがくることは滅多にないので
「なんだなんだ、市民税も年金もちゃんと払ってるぞ」 とビクビクしながら見てみると、
その市民税についての通知。

なんでも、ワタシが市民税を払い過ぎているということで、
それを還付したい、という連絡でした。
どうやら重複して納めていたようです。

戻ってくる額が結構大きいので、ここは素直にウレシイ。
何しろ、10万以上……。

というか、重複していることに気づかず、そんな額のお金を払う方も払う方ですが。


お金といえば、最近、ジャリ銭がむやみに貯まって、ちょっと思案しています。

10円やら1円やら、サイフにジャラジャラ入っているのがイヤなので、
小銭だけ取り出して、家の貯金箱に貯めてあるんですけど、
すでにその貯金箱もいっぱいです。
そりゃそうだ。使わなければ減りません。

なので、最近買い物に行くときには、
必ず999円をサイフに入れて出かけることにしています。

500円玉1枚、100円玉×4枚、50円玉1枚、10円玉×4枚、5円玉1枚、1円玉×4枚。
全種類の小銭をこれだけ揃えておけば、
どんな金額にも対応できるし、確実に減る。
そう思ってのこと。


でも、ときどき失敗します。

1軒めで879円使った後、
「ああ、これで残りの小銭は120円だわ。またちょっと小銭が減ったわ」 と、
ヒジョーにすがすがしい気分で店を出るのですが、
次のお店で 「1251円です」 とか言われた日には、
泣く泣く2000円を出して、749円のオツリをもらうハメになってしまいます。

持って出た時と小銭の枚数はあまり変わりません。

結果、あまり減りません。


ということを考えてみると、必ずスリーナインをサイフに入れておく、という試みは
わりとムダなあがきなのかもしれません。
いや、ムダなのでしょう。
いや、絶対ムダです。すげームダ。

小銭は増える一方です。
小銭だけではなく、家の貯金箱も1つでは足りず、
シルバー系小銭用、ブロンズ系小銭用、1ケタ用の3つに増えました。
999の呪いのように、増殖していきます。

オーメンです。ダミアンです。
ああ、あれは666か。


ここまでくると、最近は
むしろ、少しずつたまっていくことに、快感すら覚えるようになりました。
そう、実はワタシは預金通帳の数字を見て、ほくそ笑むタイプです。


このままいったら、どこまでたまるかな。
くすくすっ。

さっき、外出帰りにコンビニに寄ったとき。

店を出たとき、ふと感じた奇妙な感覚。


なんだ、この違和感。
コンビニの入り口あたり。

いつものように、ガラス越しに見えるのは、立ち読みしているワカモノたち。
雨なので、さすがに地べた座りしてるヒトはいない。

視線をずらしてみると、店の外に、こちらに背を向けて立っているヒトが、1人。
1人なのに、しきりに話している。
独り言ではない。
電話らしい。

ああ、公衆電話か。
ふーん。
大きな声だ。


……。
……。
……。


公衆電話!?

ケータイでなく!?


これだけケータイが氾濫している今の世の中、
街角の公衆電話で話しているヒトを見たのは、どんだけぶりだろう。

そうか、さっき感じた違和感は、これだったのか。

久しく見なかった光景。
緑色の機体、
10円玉か、100円玉 (あるいは、テレカ……?) を入れて、ようやく使用可能な電話、
それを使っているヒト。


ワタシは、別に公衆電話や、それを使ってるヒトをバカにしているわけではない。
ただ、ものすごく、ものすごーく稀少だと思う。今となっては。

数年前までは、そんなに珍しくもない光景だったはずなのに、
一体、いつから絶滅し始めたんだろう。

使うヒトもいなくなってきたのに、公衆電話は相変わらず存在している。
ヒトが使っていないのに、ただ立っているだけの公衆電話。
それが当たり前の光景。
もう、そんな時代なのだなあ……と、つくづく思ってしまう。

生まれた時からケータイが世の中にあった。
そんな世代のように、
そのうち公衆電話もなくなって、
「え、コーシューデンワ? それ何?」 っていうコドモ達も、いずれ出てくるんだろうなあ。


さっき見かけたコウシュウデンワ・マンは、わりと若めのヒト。
あなたケータイ持ってるでしょ? ……と、言いたくなるようなイマドキの感じのヒトだった。

ケータイを持って出るのを忘れてしまったのか。
この急な豪雨でできた水溜りに、つい落としてしまったのか。
ただの、アンチ・ケータイなのか。

理由は判らない。

当の本人も、コウシュウデンワ・マンたる自らが、他の客の目にどう映るか、
それを奇妙に意識しているようで、
大声で話しながらも背中を丸め、どうにも肩身の狭そうな体勢。


貴重なシーンを見せていただきました。

あ。
写真とればよかった。

というのは、やり過ぎか。

こないだ、トモダチと話をしていて 「それは、ヘン」 といわれたこと。


肉じゃが。
ポテトサラダ。
粉ふきいも。
コロッケ。

etc.  etc.

メイン食材にイモを使ったお惣菜の数々。

ワタシは、この手のおかずをゴハンと一緒に食べられない。
イモ率が高ければ高いほど、どうしてもハシが進まなくなる。

なんというか。理由を説明するのはムズカシイのだけれども。

あの淡白な味わい (味付けにもよりますが)、
あのモケモケした口当たり、
そして何よりも、あの炭水化物感。
それらがゴハンとかぶって、すぐにお腹がいっぱいになってしまうのだ。

言うならば、
ゴハン&パスタ、ゴハン&パン……的なものと同じイメージ。
(関西の人は、お好み焼きをオカズにゴハンを食べるというけれど
初めて聞いた時は、ちょっと信じられなかった)
カレーに入れるジャガイモも、あまり大きすぎるとツラい。
 

別に、肉じゃががキライなわけじゃない。
ポテサラも好きだし。
粉ふきいもも、コロッケも。
好きなんです。とっても。単品であれば。

ただ、ゴハンがある時は、食べられない。
ゴハンを優先するか、ゴハンを食べずにオカズだけ食べるか。
そのどちらか。

だから、我が家の食卓では、この2つが同じテーブルに並ぶことは決してない。
そんなことをしたら、どちらかを選ばなくてはならなくなる。
ゴハンか。
イモか。

ゴハンは本命。
でも、イモもキライじゃない。
選べないわ。そんなの。

その時の気分で、今日はゴハン、今日はイモ。
それでいいじゃない。

そうよ、ワタシは二股をかける、食卓悪女。いや、お惣菜悪女。


……というようなことを、トモダチ相手に結構アツく語ったら、
『食卓悪女』 のあたりで、「それは、ヘンだね」 と一蹴された。

そんなにヘンかしら。

プロフィール
HN:
J. MOON
性別:
女性
自己紹介:
本を読んだり、文を書いたり、写真を撮ったり、絵を描いたり、音楽を聴いたり…。いろいろなことをやってみたい今日この頃。
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