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蝶になった夢を見るのは私か それとも 蝶の夢の中にいるのが私なのか 夢はうつつ うつつは夢


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先日、知り合いの方2人と一緒に昼ゴハンを食べに行きました。
 
1人は会社時代の元・先輩で、ワタシよりも先に会社を辞め、今は違う会社で働いているヒト。
もう1人は今も会社で働いている、先輩ではないけど中途で入った年上のヒト。
そして、会社を辞めてフリーで働いているワタシ。
 
なんかビミョーなメンバーだなー、と思いつつ。

 
どちらの方にも会うのは久しぶりです。
2人とも、ワタシと違って今も立派な企業人。
話題も自然に、今たずさわっている仕事の話とか、会社のしがらみトークとか、
そんな内容になってしまうのも当たり前。
 
でもワタシとしては、今となっては遠い世界の話。
懐かしいような、逆に新鮮なような、フクザツな気持ちで
2人とも、なんだかんだ言いながら今もガンバってるんだなあ、などと思いながら
聞いていたんですが。
 
 
ふと思った。
ワタシは、今、ガンバっているのかな。
 
フリーと言ってしまえばソレっぽいけど、
結局、毎日通勤して仕事をするという生活から離れて (あるいは逃げて)、
自分の好き勝手にやっているだけで
ガンバっているのかと自問してみると、さほどガンバってないような気もする。
せっせと売り込みをしているわけでもないし、
自分から提案して何かを作り出しているわけでもない。

うーん。
やっぱりガンバってないかも。
 
 
いやいや、それ以前に。
会社にいた時、ワタシはガンバっていたんだろうか。

忙しかった。
仕事の量も多かった。
夜中過ぎるまで残業してた。
休日出勤もフツー。

そんな状況であったのは確か。
『ガンバってるね』 と言われれば、
『いや、そんなにガンバってるワケじゃありませんよ』 と、ちょっとオトナな返答もしてきたけど、
実際は、やっぱりガンバってたと思う。自分なりに。

でも、今にして思えば、そのガンバリって、
次から次へと舞い込んでくる仕事を機械のようにこなしていくツラさや
会議ばかりやってるわりには、あまり実がない組織への不満や
鬱陶しい人間関係へのプレッシャーなどなど、
そういった煩わしさに自分自身が押しつぶされないようにガンバっていただけであって、
一つひとつの仕事そのものへのガンバリは、
辞める数年前から薄くなっていたような気がします。
 
結局は、そういった煩わしさにつくづく嫌気がさして辞めたワケだけど。
 
 
さらに、ふと思った。
 
ワタシは辞めるべきだったんだろうか。
 
いやいや、辞めて2年以上も経ってから自問自答するようなことではアリマセン。
それは判っているけれど。
 
今、ブツブツと文句を言いながらも
それでも会社の中でガンバっている人を目の前にしていると
果たして、自分が辞めたことが正解だったのかどうかが判らなくなってきます。
 
精神的にも体調的にも 『もうアカン』 と思っていたけれど
もっとガンバろうと思えば、ガンバレたのかもしれない。
 
もちろん、辞めるに当たっては諸々の理由なり事情なりがあったけど、
その一つに 『嫌気』 という理由を入れてしまったワタシとしては
不平を言いながらも会社に居続けている人たちが、ワタシよりも偉く見えて仕方がない。
 
 
こんなふうに考えてしまうのは、辞めた後に再就職もせず、
会社勤めという生活を避けてフリーに走ってしまったせいもあるんだろうけど。
 
といっても決して、今の自分を否定しているわけではありません。
 
辞めたことを後悔しているわけでもありません。
何度か 『会社に戻ってきませんか?』 と冗談で言われたけど
『いや、戻りません。絶対イヤです』 と本気で答えていたワタシ。
今の自分には、充分満足してますから。
 
 
ただ、なんとなく。
なんとなく、ちょっとネガティブに考えてしまうだけ。
 
ちょうど今の時期、仕事の依頼がなくてヒマだから
稼ぎがないという不安もあって、そんなふうに考えるのかもしれません。

『これでいいんだろうか』 とかね。
 
いやいや、これも自分が選んだこと。
しょうがないっちゃ、しょうがないんですから。
 
 
……てなことを、思いがけず考えさせられて
ゴハンを食べて解散した後、
なにげにテンションが下がり気味で帰路についたワタシなのでした。
 
 
 
おまけ。
 
気分がやや LOW 状態になってしまったので、
 
 
帰り道、アパートの近くの公園に寄って、
ようやく満開になった桜から、ちょっと元気をもらいました。
 
 


 
曇り空も悪くないけど、やっぱり桜の花には晴れた空が似合います。
ここ数日は天気もよくて、お花見日和。
なごむー。
 
あまりの晴れやかな光景に、テンション、やや浮上。
  
よし。
また明日からガンバろう。 
 
仕事ないけど。
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ついこの前まで、つぼみばかりだった桜が
たった数日のうちに、そこかしこで開花。

先日、目をつけておいた河川ぞいの土手に再び行ってみると



こっちを向いても、




反対を向いても、桜がまっさかり。

ちょっと天気が悪くて曇り空なのが残念だけど、
見てるだけで、かなりテンションは上がりました。

ここだけじゃなく、今日は車を運転していると、
あちらこちらで桜が咲いている光景に出くわして、かなり和みます。


アップで見ると



ひとつひとつの花は、ものすごく儚げ。




やっぱりこうやって、ワッサーッと固まっている花を
ちょっと離れて眺めるのが美しいと思います。



坊さんでもあり、歌人でもあった西行は、

『 願はくは 花の下にて春死なん そのきさらぎの望月のころ 』

という歌を詠み、

伊丹十三監督の映画 『 お葬式 』 では、

『俺は春、死ぬことにしよう。
俺が焼かれる間、外は花吹雪。いいぞぅ 』

という主人公の侘助の台詞がありました。

どちらも、『 桜の花 』 と 『 死ぬこと 』 が結びついている表現ですが、
なぜかしみじみ響きます。
桜の花には、本来悲しいことである人の死すら、穏やかなものにしてしまう、
そういうイメージがあるのかもしれません。


そんな春。

でも、桜以外の木は、



まだまだ、こんな感じ。

いずれ、この人たちが緑の葉をつけるのは、まだ先のことでしょうが、
こんなふうに枝だけを空に伸ばしている木々の光景は
確かに寂しげだけど、個人的には決してキライではありません。
花もなく、葉もなく、枝だけといういさぎよさが、なんとも。
最近、天気がよろしい日が続いている。

こんなに晴れていたら、たとえ外出する用事がなくても、車で外をウロウロしてみたくなる。
ということで、
先日は、夜に月を探しに行きましたが
今日は桜を探しに行ってきました。
なんといっても、春は桜です。

桜が咲いてそうな場所を探しながら、
相変わらず、行き先決めずのドライブ。こういうのが楽しい。

さて、桜はドコだ。

あっちゃこっちゃをウロウロしてみても、どうも目指す光景に出会わない。
人んちの庭先で 1本、2本ばかりの桜が、そうっと咲いている、
そんなシーンは時折見かけるけど、
ワタシが見たいのは、ウワーッと群れている桜の木。

とはいえ、開花宣言が出たものの、
今の時期は、桜を愛でるにはまだちょっと気が早い。
たくさん桜の木が生えてても、まだ蕾の状態で、色気も何もありゃしない。


で、ようやく見つけたのが、



手取川の川沿いに植わっている桜並木。

開きかけの花で、うっすらピンク色。
でも、アップで見ると、



うーん、まだ五分咲きにもなってない感じ。
残念。

きっと、来週あたりは満開になることでしょう。
その頃にまた来てみたい場所。


念のため、この後いつもの樹木公園に行ってみたら
予想通り、ぽつぽつと 2、3本の木だけ花をつけてました。





こちらも来週辺りが見ごろかな。

まだ春にはちょっと早いようです。


でも、ここ数年、春先の天気は変わりやすく、
せっかく桜が満開になっても、すぐに雨が降ったりするので
自然に散るよりも早く花びらが落ちてしまって、とても残念。

今年は、満開の桜日和が長く続きますように。
さて。
 
とりたててブログに書くことなど何も起こらなかった、ここ1週間。
天気もさほど良くも悪くもなく、
平凡極まりない毎日を過ごしていたワケだけど。
 
 
先ほど、あまりに今夜の月がきれいなので
夜中にもかかわらず、フラリと撮影スポットを探しに、
ドライブしてきて、つい今しがた帰ってきたところ。
 
すっかり夜型の生活になってしまったワタシ。
夜中は目が冴えて冴えて、朝がツライったらありゃしない。
 
そして、今夜の月も
 
 
めちゃくちゃ冴えていた。
 
あいかわらず、べっぴんのお月さま。
久しぶりに見たせいか、今夜は特に美しい。
 
 
こんなにキレイに登場してくれたお月さまですが、
実はこの直前、月の回りに雲がうじゃうじゃ集まっていて、
 
 
こんな状態だった。
ほんのり光ってる雲の輪郭。
この雲の後ろに、月が隠れています。
 
そして時間が経つにつれて
 
 
ひょっこり。
 
雲の破れ目から覗いています。お月さまの光が。
なんて奥ゆかしい。
 
 
やがて、雲が千切れたり集まったり、
なんかワヤワヤと空が賑やかになってきて
 
 
まるで、星雲の中から新星が誕生するかのような。
そんな光景とともに、ようやく月の姿が見えてきました。
BGM は、ホルストの 『惑星』など。
 
この5分後には、すっかり雲を蹴散らして、
先ほどのようなべっぴんのお月さまがお出ましになったワケで。
最近の空模様は、ホント足が早い。
 
 
でも、満月だけの写真を撮るのもいいけど、
こうやって雲をからめると、明暗のコントラストが妙に劇的で
これはこれでマル。
 
 
しかし、夜中の撮影って、なかなか勇気が要るです。

だって、考えても見てください。
誰もいない暗い路上に止めた車の側で、ひとり黙々と写真を撮る女……。
……ハタから見ると、異様な光景です。

通りすがりの健全な一般市民に見咎められて
通報されたとしても、文句は言えない。

だって、外に出なきゃ撮れないんだもん。
実家なら、家の窓から堂々と撮れるけど、
ワタシの部屋はアパートの 1F なので、隣の家がジャマになって撮影はムリ。

いやまあ、そうまでして撮らなきゃイイだけのハナシなんだけど。
タイヤ交換に出たついでに、近くの公園へ。
 
天気はいいけど、まだ寒い。
そんな今日の公園は、

 
 
 
晴れた空をバックに、
葉が落ちた木の枝が、混み入ったシルエットを作っていた。
生い茂っている木も美しいけど
枝と枝が不規則に絡み合って、物寂しいけどどこかすっきりとしている、
そんな光景も悪くない。
 
 
すっかり枯れた落ち葉の上には
 
 
咲いたまま朽ちていく椿の花や
 
 
 
落ちたまま地面に転がっているカリンの実が
ちょっとした色を添えていた。
 
頭上がピカピカのお天気模様なだけに
こういう地上の絵は、ちょっと物悲しかったりする。
 
 
 
いつかは判らないけど、だいぶ前に切られた木の切り株は
すっかり中がくぼんでいて、まるで器のようになっていた。
 
かつては生きていて今は枯れている、いわば木の死体ともいえる、そんな切り株にも
苔ってヤツは容赦なく生えている。
うーん、小さなイキザマなり。



まだ切られて間もないこの切り株も、
いずれはああなると思うと、これもまたなんだか物悲しい。
 
 
まだ冬の余韻を引きずっている公園では、それでも
 
 
ちらほらと春の準備中。
 
 
道に落ちている木の枝には
 
 
なんらかの菌糸類が、薄いカサを作っていた。

ちゃんとこういう場所を見つけて菌をのばして、何とか生きようとするところが、
ホントに容赦ない。イキモノってヤツは。
つい先ほど、
昔 YouTube で拾ったスーザン・ボイルとポール・ポッツの映像を
何度も何度も見直してしまった。
 
実は、ちょっと元気が足りないときや、
何かしらでヘコむようなことがあったとき、
この2人の映像は、結構元気をくれるのだ。
 
 
スーザン・ボイル。
 
スコットランドの小さな村で猫と一緒に暮らしていた 48 歳の独身女性。
それが、イギリスのオーディション番組 『BRITAIN'S GOT TALENT』に出演したことで、
人生が変わる。
 
お世辞にも美人とはいえないスーザン。
番組に出演し、「プロの歌手になりたい」 と言った時の会場の雰囲気は、
審査員、客席含めて、「何を言っているのやら、このヒトは」 と、
どこか呆れた様子。
 
それが、彼女が歌いだすと。
 
なんという美しい歌声。
あっという間に、その場にいる人々を魅了した。
 
 
そして、ポール・ポッツ。
 
同じく 『BRITIN'S GOT TALENT』に出演した、携帯電話会社勤務の39歳のセールスマン。
地味で、おとなしそうで、明らかに目立つタイプではない彼が
マイクを前にしてオペラを歌い出す。
 
なんて豊かな声。
会場が沸き返る。
 
 
今では超有名なこの2人。
でもこの番組に登場した頃は、どちらも素人丸出しの素朴なオバサン、オジサン。

 
初めてこの映像を見たときは感動して鳥肌が立った。
そして、見終わった後に、なぜか自分が元気になっていることに気づいた。
 
何故、たかだか普通のオバサンやオジサンが
歌を歌ったらものすごく上手だった、というだけで、こんなに感動するのか。
 
それは、普通のオバサン、普通のオジサンだから。
ふだんは冴えない人たちの隠れていた才能が見出され、
一夜にして普通じゃないオバサン、オジサンになる。
そういうサクセス・ストーリーは見ていて気持ちがいい、というのも感動の理由の一つだろう。
 
そして、当の2人が、決して若くはない、ということ。
ワタシ自身も、もう若いとはいえない年齢だし、
そういう意味で共感が持てる、というのも理由の一つ。
 
 
でも、それだけじゃない。
 
2人とも、歌が好きで好きでたまらない、そんな情熱がものすごく伝わってきたから。
 
もちろん、もともと才能はあったんだろうけど、
自分が好きなことを決して諦めず、夢を捨てずにずっと続けてきた、
そんなエネルギーが、2人の歌にはこめられているような気がする。
そこには、小手先の計算も、何のブレもなく、
ブレがないから、ストレートに聞く人の心に届く。
そして、感動できる。
 
 
そして、何よりも、表に出てくる勇気。
 
どんなに歌が好きでも、
自分ひとりが楽しければいい、というような、
内面にこもった独りよがりで終わらせるのではなく、
年齢とか容姿とか自信とか、マイナス面がたくさんあるにも関わらず、
表に出て、自分以外の誰かの前できちんと歌って評価されよう、という勇気。
それがすごい。
 
だって、それってものすごくコワイことだと思う。
他人に認めてもらえれば、それは嬉しいけど、
逆に鼻にもかけてもらえないかもしれない。それがコワイ。
自分では才能があると思っていても、もしかしたら才能なんて全然ないかも。
わざわざ表に出て行って、なけなしの自信を砕かれるのはイヤだ。
 
たぶんワタシがもし同じ立場だったら、
「別に人に見せたり聞かせたりするためにやってるんじゃないやい」 とか言い訳して
自信のなさを自己満足にすりかえて、一生こそこそ独りよがりを続けているんじゃないだろうか。
 
でも、この2人は、勇気を出して実行した。
ワタシとしてはその点に一番感動したし、
だからこそ、元気や勇気をもらうこともできた。
 
 
人って、トシとか見た目とか、そういうことではないんだなあ。
夢を見続ける勇気。
そして、夢を実現しようという勇気。
そんなエネルギーが形になってこそ、人を感動させられるのだなあ、
などと思わせてくれるこの2人の映像は
今だにワタシにとっての栄養剤になっているワケである。
 
 
スーザンの映像はちょっと埋め込みができなかったので
興味のある方は下記の URL で YouTube の映像をチェックしてみてください。
ミュージカル映画のクライマックスぐらい、なんか感動。
 
 
スーザン・ボイル
 
ポール・ポッツ
 
 
ちなみに、これはどちらも予選会の映像。
決勝戦では、スーザンは準優勝、ポールは見事優勝。
 
スーザンの方は、この番組出演後、パパラッチやら中傷やらで
一時メンタルが病んでいたらしいけど、
やっぱり表に出て目立てば目立つほど、注目されるしプレッシャーも重いんだろうなあ……。
プロフィール
HN:
J. MOON
性別:
女性
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本を読んだり、文を書いたり、写真を撮ったり、絵を描いたり、音楽を聴いたり…。いろいろなことをやってみたい今日この頃。
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