忍者ブログ
蝶になった夢を見るのは私か それとも 蝶の夢の中にいるのが私なのか 夢はうつつ うつつは夢


[275]  [274]  [273]  [272]  [271]  [270]  [269]  [268]  [267]  [266]  [265
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

さて。

いまだに浮上できず、
ここしばらくは、ヒト様のブログに立ち寄る気力もなく、
ただただ ACT 3 の更新のみにネット時間を費やしてきたワタクシでございます。

メッセージをくださった方々、お返事もできず、ゴメンナサイ。

とりあえず 「PURPLE HAZE」 の ACT 3 までが終わったので
ちょっとごあいさつ。

読んでくださっている方、本当にありがとうございます。


「水晶異聞」とは違って、「PURPLE HAZE」 では、
どこか負のイメージを負ったような、突き放した文章を意識して書いています。

そんな地の文に加え、
主人公 J のネガティブで投げやりな心の声や、
ユサの辛辣さ、マヨカの執着なども相まって
内容的には、明るく楽しい物語では決してないと思います。

書いといてナンですが。

それが最終的にどのように帰結するのか。
大まかなプロットはありますが、実は、うまくまとまるかどうか自分でも不安です。

簡潔に書こうと思いながらも、相変わらずダラダラしてるし。


ともかく、次からは ACT 4 に入るワケですが
相変わらずケダルい感じで話は進んでいきます。

よろしければ、また読んでやってくださいな。

 

ところで、ACT 1~3 までのサブタイについて
「どういう意味?」というお問い合わせがあったので、
ここでご説明させていただきます。


基本的にサブタイトルは、英語あるいは日本のことわざを、
そのまま、あるいは、ちょっと変えて使っています。


まず、ACT 1 の “ All  is  fish  that  comes  to  my  net ” ですが、
直訳は 「網にかかるものは何でも魚」。
要するに「利益になるものは全て利用せよ」という意味です。
(本当は my  net ではなく、the  net ですが)

これは、物語の中でユサの台詞でも使わせてもらいました。
マヨカの依頼をしぶる J に対しての、ユサからの軽い進言ですね。
「何でも屋」 である J の基本スタンスを表わす言葉でもあります。


ACT 2 の “ The  worst  of  friends  must  meet ” は、
もともとあることわざを、真逆の単語に変えて使っています。

オリジナルのことわざは 「 The  best  of  friends  must  part 」。
「 最良の友との間にも別れはくる」 という意味なんですが、
この章では J が最も会いたくない、かつての友人・マヨカが登場することから
「 The  worst  of  friends  must  meet 」 と無理やり変えました。

「最悪の友でも、会わなくてはいけない時がくる」
という意味で使っています。
会いたくもないのに、マヨカに会わなくてはいけない J の心境ですね。


そして、
ACT 3 の “ A  good  dog  seldom  meets  with  a  good  bone ” です。
直訳すると 「良い犬もおいしい骨にぶつかることは少ない」 てな意味。
英語のことわざをそのまま使ってます。

意味は、
「たとえ才能がある人でも、
機会に恵まれなければ才能を発揮できずに終わることもある」 というもの。

ACT 3 で登場した、ハコムラ家の番犬・アナンのことを指しています。
同時に、ハコムラ家を調べに来たのに、結局は徒労に終わる……という
J の行動をイメージした言葉でもあります。

でも、この章では “dog” という言葉を意識しすぎて
やたらと 「番犬」 という表現をしてしまったかな、と反省しています。

最後の方には、本物の野良犬もちょこっと出てきたし。
J に歌まで口ずさませたし。

 

ところで、サブタイに格言やことわざを使おうと思ったのは、
先人達の経験や知恵から作られた古い言葉のハズなのに、
現代社会に生きる自分達にも充分通用する、
そんな不変性(というと大袈裟ですが……)に魅かれたから。

「PURPLE HAZE」 は、現代の日本とは違う設定のニホンが舞台ですが、
世界観や文明レベルなどは違っていても
そこに生きている人々の行動はワタシ達と変わりません。
すこぶる、人間クサいです。

現実社会であろうと、架空の世界であろうと
どこに行っても人間は人間。変わりません。
そんなイメージが、
ワタシの中で 「ことわざ」 が持つ不変イメージと重なったワケでして。


英語表記にしたのは、ちょっとアザトイかな……と思わないでもないですが。


ちなみに、次から始まる ACT 4 のサブタイトルは
“ He  who  gives  fair  words  feeds  you  with  an  empty  spoon ”(仮)。

これも英語のことわざ。
直訳は 「巧言を用いる者は、空のスプーンで食べさせようとする」。

「言葉を巧みに操って表面を取り繕う人間は、仁が欠けている者が多い」……という意味。
「巧言令色少なし仁」 ってヤツですね。

巧言をかまそうとしているのは、さて、一体誰なのか。

それは……えーっと、いつか分かります。たぶん。


というわけで、ACT 3 のあとがき……のハズが
結局あとがきになってない、そんな今日のエントリーでした。

PR
この記事へのコメント
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

secret(※チェックを入れると管理者へのみの表示となります。)
この記事へのトラックバック
TrackbackURL:
プロフィール
HN:
J. MOON
性別:
女性
自己紹介:
本を読んだり、文を書いたり、写真を撮ったり、絵を描いたり、音楽を聴いたり…。いろいろなことをやってみたい今日この頃。
最新コメント
承認制なので表示されるまでちょっと時間がかかります。(スパムコメント防止のため)
[02/07 名無権兵衛]
[06/20 ななしのごんべ]
[05/14 ヒロ]
[04/19 ヒロ]
[11/06 ヒロ]
いろいろ
ブログパーツやらいろいろ。
※PC環境によっては、うまく表示されない場合があります。


●名言とか





●ブクログ





●大きく育てよ、MY TREE。



●忍者ツール



ランキング参加中
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
月毎の記事はこちら
ブログ内検索
携帯版バーコード
RSS
Copyright © 日々是想日 All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  Material by ラッチェ Template by Kaie
忍者ブログ [PR]