この前出てきた懐かしのビデオの話の続き。
「X-FILE」をちょろっと見てから
よし、これも見てやろう、と思って引っ張り出してきたのが「ツインピークス」。
十年以上前にテレビで放映された海外ドラマです。
ツインピークスという小さな町で起こった
一人の女子高生の殺人事件を軸にして話が進むんですが
なんとも変な内容の物語でした。
監督（プロデューサーだったかな？）はデビッド・リンチ。大好きです。
最初は、ＦＢＩの捜査官が地元の刑事と協力して糸口をたどっていく、
まあ、普通の刑事物っぽいストーリーなんですが
だんだん話が変な方向に進み、
最終的には、なんか幻想的なラストで終わってしまいました。
いま思い返してみると
「結局、事件って、解決されたんだっけ？」という感じ。
しかも、出てくる人々がヒジョーに濃い上に、みんなウラの顔を持っているので
もう、人間関係がややこしいったら。
殺された女子高生のボーイフレンドは人妻と不倫し、
その人妻の夫はＤＶ野郎、
市長は裏で売春宿を経営し、しかも自分もその客だったりするし、
さらに、女子高生はその売春宿で働いていて……。
そこに、ちょっと変わったＦＢＩ捜査官が現われ……。
なんかそんな感じだったと思います。
ほとんどの人間が不倫している、というのもスゴイけど
そんな中で殺人事件が起こったから
もう、皆がアヤシク見えてくる。
そんな中に、ちょっとした笑いもあり、超自然的な展開もあり
フツーの刑事ドラマでは決してなかった、という記憶があります。
テレビでも放映してましたが
これを見ると、必ずドーナツが欲しくなりました。
ほぼ毎回、誰かが食ってたし。
でも、このドラマ、むっちゃ流行りました。
ＦＢＩ捜査官のクーパーが
テープ・レコーダーを使って、事件の経緯などを
同僚のダイアン（ドラマには登場しません）に
「ダイアン、すごいことが判った。実は……」などと報告するシーンが毎回あるんですが
クーパー役のカイル・マクラクランが来日したときに
レコーダーを取り出して「ダイアン……」と呼びかけて見せたときは
インタビュー会場がものすごくウケてました。
私も大いにハマって、ビデオ全巻セットを大人買いしてしまいました……。
それが、今回出てきたビデオです。
全14巻。
たぶん、もうテープはボロボロになっていると思いますが
久しぶりに見てみたい。
ああ、また睡眠時間が減るー。
