買ったばかりのポータブル・ナビ様を
さっそく使ってみた。
……。
……。
……。
まあ……便利っちゃ、便利。
ウン、確かに。
便利ですよ。
迷っても、すぐに現在地からルートを割り出してくれるし、
交差点で右折・左折するときも、事前に車線の指示をしてくれるし。
まあ、親切ではある。
でも。
時々お間抜けな指示もしてくれる。
「左折してください」
いや、まっすぐの一本道しかないし。
左に曲がる道、ないっスよ。
「右折してください」
いや、それゼッタイ遠回りだし。
一直線で行けるところを、なんで 『コ』 の字に走れと言うか。
これはナンなんだろう。
道のデータが古いせいなんだろうか。
ナビ君に入っているデータは 2008年3月時点のものらしいので
それ以降にできた新しい道が入ってないのは当然だけど。
それなりに便利だけど、
あまり信用しすぎると、トンデモない道を走らされるのだ、ということを実感。
それと、あまりナビ君に気をとられていると、
運転がおろそかになってしまうこともあり、超キケン。
ケータイと同じです。
要注意。
いや、ホントに便利なんだけどね。
知らない道でも怖くなくなったし。
世界が広がった感じがするのは、確か。
それはともかく。
今日は取材で富山へ。
ピカピカのお天気で、とっても運転日和。
取材の帰りに、立山があまりにきれいに見えたので
ポケットパークで、ちょいと撮影。
天気はよかったけど、ちょっと雲が多かった。
立山の上に浮かんでる雲が、
ギリシャ神話に登場する主神ゼウスの横顔のようだ。
あるいは、ただのおヒゲのお爺さんの横顔。
笑ってらっしゃる。
なんか楽しそう。
その後、ちょっと足を伸ばして、
ナビ君を頼りに、久しぶりに新湊の海王丸パークへ行ってみた。
『海王丸』 というのは、商船学校の練習用の船として作られた帆船の名前。
またの名を 『海の貴婦人』。
それを公開しているのが、海王丸パーク。
『海の貴婦人』。
なんて優美な響き。
たくさんの白い帆に風をはらみ、青い海の上を滑るように走る……。
清楚にして力強いその姿は、まさに貴婦人。
そんなイメージ。
そう、その 『海王丸』 が、これだっ。
ああっ、貴婦人が丸裸にっ。
帆がないっ。
マストが魚の骨のようだっ。
なんてこと。
3月13日までは船体整備期間中ということらしいので、そのせいか?
残念。
まあ、帆がなくても、白くてスマートな船体が、優美といえば優美。
本来の姿は、こんな感じ。
看板ですが。
帰り道、近くにあった海沿いの公園で一休みしていたら、
ブーン……、ブーン……と、聞きなれない音が。
ナンだ?
と思って音の正体を探してみると
公園にあった木の細い枝が、風にあおられて
まるで弦楽器のような音色を出していた。
これが音の正体。
まるで枯れ木の多重奏。
ちょっとビックリ。