にゃんこが鳴いている

さっきから急に降り出した雨の中、
どこかでにゃんこが鳴いているのが、窓の外から聞こえてくる。

あまりに鳴くので、ちらっと外を覗いてみたら、
首輪をつけた白いネコがうろうろしていた。

どうやら近所の飼い猫さんらしい。
けっこう身体が大きくて、わりといいトシっぽいネコ。

その鳴き方が、またなんとも。

惨めっぽい感じでもなく、
懇願している感じでもなく、
どちらかというと、むっちゃキレている。

ヒトの言葉に訳すと、

「ちょっと！ 何よ、この雨っ。
せっかく毛づくろいしたのに、台無しじゃないのっ。
てゆーか、家の人間はどこ行ったのよ！
アタシを外に出しておきながら、
何よ、留守なの？ ちょっと勝手じゃない？
どういうコト？ もう鳴き続けで、ノド痛いっての。
冷たいじゃないのっ。開けなさいよ、このドアっ。
お腹だって減ってんのよっ。
このアタシに、このまま外にいろっての？
冗談じゃないわよ。もしそうなら、出るトコ出るわよ。
ネコは執念深いんだから、タダじゃおかないわよ。
暴れるわよ。ツメとぎまくるわよっ。引っかくわよ。噛むわよ。
てゆーか、どうでもいいから、早く中に入れなさいよっ。
キーッッッッッッ」


……みたいに聞こえる。
それほどヒステリックな、恨みがましい鳴き声。
ちょっとコワイぞ。

 

雨の中、ネコの鳴き声に妄想する、そんなひととき。

なんとかなったらしいが

ふう。

初手からタメ息ですが。


先日の旅行で、ちょっとモメた、と、この前ブログに書きましたが、
まあなんとか収まったようです。

いや、ホントに収まったかどうかは知りませんが、
当事者同士に、
なんとなく「もうどうでもいーや」的な空気が流れているので、
きっと、このまま何事もなかったように過ぎていくんでしょう。

なら、最初から騒ぐなよう……という文句は置いといて、
とりあえず、表向きはいたって平穏。


すぐモメて、すぐ妥協する。
オトナの人間関係ってヤツは、まったくもってメンドくさい。


いや、オトナだからこそメンドーなのか？

疲れた……

 さて。

のっけから、気分はローです。
超ロー。


というのも、
先週末に写真仲間と撮影に行ってきたんですが、
旅行中に、なんやかんやとイロイロありまして、今もまだ少しもめてる感じ。

いや、旅行自体は楽しかったんですが、
旅行から帰った次の日になって、メンバーの Ａ さんが、他のメンバーの Ｂ さんに、
旅行中のことに対して、いろいろ文句を言い出したらしく。
何かと不満があったようです。

それも相当ひどいことを一方的に言われたようで
言われた Ｂ さんも当然腹を立て、
それが他のメンバーにも広がって、収拾が付かないまま、今に至る……と。


ワタシの方にも電話やらメールやら、いろいろな人からの言い分が届いてますが……。

こういうのって、ホント疲れる。
ワタシも旅行参加者だから、他人事ではないんだけど。


まあ、十数人での旅行だったんですが、
これだけの人数がいれば、一人ひとりが軽い不満や不平を思うこともあるだろうし、
団体行動しづらくて、ちょっとバラバラになりがちなものだけど、
それでもつつがなく旅行が終わったのに、
後になって 「あーだった、こーだった」 と文句を言われても、
言った本人はすっきりするかもしれませんが、言われた方はねえ……。
どうしたって、「そんなこと言い出すなら、アンタだって……」 的な
感情的な話になってしまいます。


言わなきゃよかったのに。

「いろいろあったけど、まあ楽しかったね」 で終わっておけばよかったのに。


まあ、世の中には、言わなきゃ気が済まない人もいるけどさ。


というわけで、
ホントは旅行中の写真を載せたいところですが
何となくそんな気になれず、それは後日にいたします。


はあ。

気が重い。

というのも、明日は友だちの家でバーベキューする予定なんですが
どうやら、その Ａ さんも来るらしいので、気分が重いのです。

どんな態度で接すればいいものやら。

ふう。
ああ、ローだ。

ハマる

すっかりハマってしまった……。

そう、ドラクエ９に。


いけない、いけない、と頭で分かってはいるものの、
時間がちょっと空くと、ついつい手が DS に伸び……。


原稿のテープ起こし、終わった。
さて、ちょっと一休み。
休みついでに、ちょっくらダンジョンにもぐって人助けしてこようかな。

原稿の内容、ざっくりまとめて、だいたいこんな感じかな。
さて、ちょっと一休み。
休みついでに、ちょいと錬金術の原料でも探しに行こうかな。

……てな具合。


ワタシは決してヘビー・ゲーマーではありません。
でも、ドラクエに関しては、ずっとシリーズをやり続けているということもあり、
今回の ９ は、久しぶりの発売だから
後先を顧みず、夢中になってしまうわけなのだね。

その上、今回のドラクエは、
前回までのシリーズに加えて、ヤケにサクサクと進むことができるので、
もう一つぐらい、イベントいけるかな……みたいな感じで。
終わりどころを、ついつい先に延ばしてしまう。
中ボスもさほど強くないし、
お金のたまりが早いし、
相変わらず分かり易いストーリー展開だし。

その上、錬金術でアイテムを作ったり、
仲間を鍛えて転職させたりと、やることもいっぱいあって、もう困っちゃう。

気がつけば、やり始めてから日数があまり経ってないのに
お前ら、レベルがちょっと高くなりすぎじゃないかい？……というぐらい、ハマってます。
キャラクターに、Ｊ、ユサと名付けたために、ミョーに愛着わいてるし。



さてさて、ゲームはサクサク進むけど、原稿がなかなか進まない。
これはちょっと困りもの。

子供の頃から、夏休みの宿題は後にためておいて、
残り日数を逆算して、
ギリギリここまでなら大丈夫、という日までは、とにかく遊ぶ、というタイプでしたが、
根本的に、今もその性格は変わらないみたいっす。


ゲームだけじゃありません。
実は、 写真好きの仲間同士で今週末に１泊２日の撮影旅行に行く予定がありまして。
今週末。
というか、もう明後日。
いや、気がついたら、もう明日の話なんですけど。

久しぶりの撮影旅行。
すっげー楽しみだけど、
その分、時間がとられてしまうのが、コワイ。
締め切りが、コワイ。

でも、行くもんね。

人生、遊べる時に遊んでナンボ。
……というのが、ウチのマンマの口癖ですが、まったくその通り。
後のことなんて、気にしませーん。

いや、小指の先っちょぐらいは気にしてますけど。
まあ、後のことは、後で気にすることにします。



ふと、思いつく。

「ご利用は、計画的に」

この言葉は、お金だけじゃない。
人生の時間 の使い方についても言えることかも。

お、いきなり、ゲームから話が飛んだか？
まじめか？

いやまあ、ともかく、そういうことです。
今日何をやるか、明日何をやるかっていう行動計画は、ちゃんと自己管理しないとね。


でもそれは、ゲームやった後でね。

意味なーし。


てゆーか、後半ちょっとテンションおかしくない？ 今日のワタシ。

疲労か？
ドラクエ効果か？

ドラクエ９

 もうゲームからは、卒業しよう。


そこはかとなく、そんなことを考えていたのに、
やっぱり買ってもうた。

ドラクエ９。


９日と１３日にそれぞれ取材が入っていて、
ドラクエの発売日が１１日。

買うのは、２つの取材原稿をまとめ終わってからだな。
原稿が終わる前にドラクエを始めてしまうと、
たぶんもう止まらないだろうし……とか殊勝なことを思っていたけど、
結局、買うやいなや、手をつけてしまいました。

意志の弱いワタシ。


で、久しぶりのドラクエシリーズですが、
今回の旅の仲間は、ドラクエ３方式と同じで
自分でキャラクターを作って、ルイーダの酒場で仲間にできる、というヤツ。
しかも、ダーマの神殿で転職もできるし、
このシステムも懐かしい。

さらに今回は、髪型や目の色、顔の造作、体の等寸まで選べるので
なかなかイメージがふくらんで面白い。

さっそく、「パープル・ヘイズ」 の自前キャラでキャラクターを作りました。
主人公は、もちろん Ｊ。黒髪、黒い目、目つき悪し。
ユサは武闘家。黒髪、黒い目、同じく目つき悪し。
なんてガラの悪いパーティ。


今までのシリーズと違って、ちょっと新鮮だったのは
主人公たちが移動するフィールド上に、すでに敵のモンスターの姿が見えていること。

こいつらを避けて進むもよし、
避けきれずに見つかって追いかけられたり、
逆に、モンスターの方が逃げて遠ざかっていったり、と、なかなかリアルな感じ。

それと、装備の 「よろい」 部分が、「上半身」 と 「下半身」 で分かれたこと。
これも今までのシリーズとは違う。

上下の組み合わせを取り違えると、
ビジュアル的になかなか笑える姿が出来上がってしまう。

顔つきはけわしいのに、上半身は白いシャツ、下半身はステテコパンツ、
そんな武闘家ユサの姿は、どう見てもただのオッサンだ。

主人公 Ｊ の方は、
上半身は鉄の胸当て、下半身にブルーガード （見た目はただのパンツ） を選ぶと、
なんかアブナくて、エロい人になってしまいました。


そんな連中を操りながら、ストーリーはサクサク進み、
気がついたら、すっかりハマっていたワタシ。
でも、途中で止められないんだもん。

気をつけろー。
原稿締め切りは、まもないぞー。
遅れたら、怒られるぞー。（いや、怒られるじゃ済まない）


……ドラクエに興味のない人には、なんのイミもない
今日のエントリーでした。

神社よりもシカーっ

この前からポツリポツリと書いている山陰旅行の話。

だいぶ時間が経ったけど、
そういえば最終日のことを書いてなかったな、と思い当たり。


（前回までのあらすじ）
平日２泊３日でマンマとともに旅行会社のツアーに潜り込み、
自分よりも遥かに高年齢層のツアー客の中でもまれながら
禅寺の荒行に勝るとも劣らない精神修養を続けてきたワタシ。
岡山、山口に続き、ついに待ち焦がれた最終日の舞台は広島。
めざすは世界文化遺産の宮島・厳島神社。
荘厳な朱色の建造物に抱かれ、１４００年という歴史が奏でる時代空間の中、
ワタシが出会ったものとは……。


……いや、「出会ったもの」 もナニも、
とにかく厳島神社です。



有名な海の中の鳥居。








で、中です。

広い。
赤い。
天気悪い。

以上。



……いや、なんかもう、最終日にもなると、めっさ疲れてしまって体調も悪かったし
どれだけ歴史と伝統があろうと、
どんなに朱塗りが美しかろうと、
なんか心が反応しなくなってしまいました。

もったいないことです。初めて行ったのに。

やっぱ、あれだな。ツアー旅行はワタシに向いてない。
内容つめこみすぎ。
歩かせすぎ。
ナンでもない施設を盛り込みすぎ。

もうゼッタイ参加するのはやめよう。


まあ、有名な神社だから
今さらここで、その由来やら歴史やらについて語る必要もないと思うので、
とりあえず、「行きました」 報告だけ。



でも、そんな投げやりな観光客もどきのワタシを癒してくれたのは。



シカだーっ。
シカがいるぞー。








厳島神社付近に、こんなにシカが放し飼いになっているとは知らなかった。
奈良だけだと思ってました。

ああ、なんてカワイイの。
間近で見て、触れるなんて。


大勢の観光客に飽いたような、そのアンニュイな表情。
それでも、「さ、お仕事お仕事」 とばかりに、人がいるところに寄っていってしまう、
そう、観光地の客寄せ役を立派にこなしている、その姿勢。
あまつさえ、観光客の集合記念写真撮影のときには、
誰にも言われないのに、「一緒に撮りたいんでしょ？ 入ったげるわよ」 と言わんばかりに
一番前に陣取って、カメラの前でポーズを決める、その職業意識。

手馴れている。
人間が何を欲しているのか、分かりきっている。

すごいぞ、シカ。

いつもはつぶらな瞳が、伏し目がちになって、
シカの一挙一動に喜ぶ客を前にして、「アンタたちって、なんだかなあ」 と、
ため息さえ聞こえてきそうじゃありませんか。


シカの思惑はともかく、思いがけず目にしたコイツらの姿に
疲れていたワタシは癒されました。
シカは疲れていたけど。


１４００年の歴史よりも、シカ。
神社のことはおぼろげにしか覚えてないけど、シカの姿は鮮明に残ってる。

そんな思い出でいいのか、ワタシ。
いいんだ、ワタシ。
動物好きだから。


それにしても。



あんた。
背中がすすけてるよ。

倦怠感まるだし。疲れすぎ。
ロバにも見える。