今日は、我が母校の大学の合格発表だったらしく、ニュースでその光景を流してました。
もう、そんな時期なんですねー。
懐かしいなあ。懐かしすぎます。
私は一度「サクラチル」を味わっているので
実際に喜ぶことができたのは二回目のとき。
といっても、かなり前の話ですが。
でも、合格発表のときに自分の番号がなかった……という
あのショックは今でも忘れられません。
何しろ、自分の番号の前後は連番でずっと発表のボードに載ってるのに
自分の番号だけがポッカリと……ない。
あの気持ち。例えようもないですね。ホント。
一緒に見にきていた友だちとの間にも、ビミョーな空気が流れて……。
友だちは合格してましたから、お互い何と言っていいか分からず。
「残念だったね……」「良かったね……」の台詞も、妙に空々しく響いたことを覚えています。
まあ、人生初の挫折ってやつ?
一浪、二浪なんてザラかもしれませんが、当時はホントにショックでした。
でも、いま思い返してみると浪人時代も得がたい経験だったなあ、と。
あの一年間は、ホントに奇妙で不思議な時間でした。
だって、一年という長い時間が
全部まるまる大学受験のためだけに存在するんですから。
高校時代とは、明らかに空気が違います。
いや、だからって
その時間を全部ベンキョーしてたか、というと、決してそうではないですけど。
それなりに楽しいこともあったし、遊んだし。
タバコを吸う週間もしっかり予備校で根付いたし。
あの時は一年の遠回りが結構シンドかったですが
今となっては、カンケーないですね。
むしろ、ストレートで合格していたら絶対に経験できなかった世界を
垣間見ることができた、という点では○かもしれません。
それに、挫折したことで見えてくるものも、確かにあると思います。
だって、結果として
こんなに立派な私になりましたもの。
無職ですが……。