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蝶になった夢を見るのは私か それとも 蝶の夢の中にいるのが私なのか 夢はうつつ うつつは夢


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ここしばらく、バタバタしていたのとネット環境の不具合で
ブログの方がちょっぴり疎遠になっておりました。
当分、こんな調子が続きそうです。

それでも何とか小説だけは毎日更新していましたが、
日記の方はすっかりご無沙汰なので、久しぶりに書いてみます。


先日、母と一緒に岐阜の白川郷へちょっと行ってきました。
ホントにちょっとです。

というのは、6月頃に母の旧友達が集まって同窓会があるとやらで、
そのときに、白川郷周辺へ行く予定らしいのですが
車を何台か出して、それに分乗していくことになり、
そのうちの一台が、ウチの母の車になってしまって……。

ウチの母は一般道路なら毎日のように運転しているけれども
実は、高速は一度も使ったことがない。

それで、同窓会前に、どうしても一度高速に乗って慣れておきたい、ということで、
つきましては娘よ、それに同乗せよ、というお達しがあり、
今回の白川郷行きとなったわけです。


まあ、ワタシも時間があったので
行く気まんまんの母に付き合うことにしたのですが……。


ちょっと後悔しました。いや、かなり後悔しました。


ハッキリ言って、母の運転は怖い。

一人で運転している時は分かりませんが
ワタシが同乗していたせいか、とにかく喋る喋る喋る……。

「あ、あの店。あそこの中華がおいしくて……」とか
「あらー、あそこにあった店、つぶれたのね」とか
わき見運転や突然のスピードダウンは当たり前。

喋るのに夢中で、赤信号に気がつかないこともあり、
思わず、ワタシが「アカだ、アカ、アカー!」と叫ぶ始末。

助手席のワタシにとっては、限りなく恐怖です。

自動車学校の車には、助手席にも教官用のブレーキペダルがありますが
一般車にもそれを導入すべきだ、とつくづく思いました。


それでも、何とか高岡インターから高速に入り、やれ安心……と思ったら
いきなり反対方向の「氷見行き」の道に入ろうとするし。

お母さん、逆です。
ワタシ達は「金沢・福岡方面」に行かなくてはいけないんです。
のっけから間違えてます。

……で、他に車がいなかったのをいいことに
バックしてちょっと戻って、改めて福岡方面の道に乗り……。

ふう。


まあ、高速に乗ってからは、信号もないし、車も少ないし、母はゴキゲンです。

乗る前は
「高速って80キロぐらい出さないとダメなの?
そんな恐ろしいスピード、私、出せんわ」
なーんて言ってたくせに、乗ってしまえば、加速、加速、また加速。

いつの間にか100キロ以上で走り、
80キロで走ってる他の車を 「遅いわね」 と文句を言う。
変わりすぎです。

「こんないい道だったら、何度でも乗りたいわ」とノンキなもんです。


でも、ワタシは何となく落ち着かない。
なぜか怖い。

なぜだろう。
道はまっすぐ。車も少ない。なのに、何が怖いのか。


……分かりました。

母は運転するとき、
車を右側、つまり中央線側に寄せて走るクセがあるようなんです。

ワタシは助手席、つまり道の真ん中よりは左側にいるハズなのに、
ワタシの目線の真ん前が、ちょうど道の真ん中になっています。

これは怖いです。
ワタシも普段は運転しているので、ある程度の車幅感覚はありますが
それでも、今にも中央線のポールに車がスるんじゃないか、とヒヤヒヤです。


しかも、白川郷までの道のりはトンネルも多く、山道だからカーブも多い。

曲がり角で、ふくらんでます、お母さん。
中央のライン、割ってます。

対向車がいなかったから良かったものの、
カーブの向こうから車がやってきたら、どうなる。

命にかかわることだし、本人のためでもあるので
道中、かなりキツく指導しました。

「線、超えてる、超えてる!」
「カーブに入る前は、少しスピード落とす!」
「ちゃんとフットブレーキ、使う!」
「よそ見しない!」
「右に寄るなー!」

……何度、助手席でエアブレーキを踏んだことでしょう。


腹が立つのは、そうやって注意しても、そのたびに
「分かってやってるの」と、母がしれっと言い放つこと。

分かってるのは自分だけなんだから、
同乗者を怖がらせるような運転をするんじゃありません。

しかも、「今までもこんな運転してきたけど、事故も何も起こらなかった」
とか言い張るし。

お母さん、それは事故ったことがない人のリクツです。
世の中で事故った人たちの大半は
事故にあうまでは、「事故にあったことがない」と言ってたと思います。


……というワタシの教育的指導も空しく、その後も母は変わらぬ運転を続け、
白川郷につく頃には精神的苦痛でぐったりと疲れ果てたワタシです。


白川郷での話は、別の機会でするとして、話は帰り道のことへ続きます。

帰り道は高速を使わず、国道156線でゆっくり帰ろう、ということになり
まあ、それなら安心……とタカをくくっていたワタシですが。


甘かった。


よくいますよね。
高速を降りた後も、高速感覚が抜けずに
一般道路でスピードを出してしまう人。

母は、どうやらその人種。
しかも、ロングバージョン。いつまでたっても感覚抜けず。

どうやら、高速道路に乗って初めて体験したハイスピードは
母をトリコにしてしまったらしく、下道なのに、高速並みのスピードを出し続け……。

母の中でリミッターが外れてしまったようです。

「スピード出しすぎ!」と注意しても
「あら、ホント。でも、60キロ以下にならないわ」。

そんな車、あるか。アクセルから足を離しなさい、お母さん。

そして、相変わらずのスーパー右寄せ。

「右! 右! 寄り過ぎ!」
「いちいちまわりの景色を見ない!」
「いちいち看板を目で追わない! 声に出して読まない!」
「急にスピード落とさない! 後ろの車が迷惑!」
「ハンドルから手を離さない!」


……カンベンしてください。

無事に家にたどり着いたときは、どんなにホッとしたことか。
さすがに母も疲れた様子。すぐに寝ちゃいました。

とにかく、お母さん。

母の日にあげた写真アルバムを
「永久保存するわ♪」と超よろこんでくれたのはウレシイですが
敢えて言います。

あなた、運転向いてません。むしろ、ヘタです。怖いです。

普段、人には「運転、気をつけなさい」と言ってるのに
その当人は、運転に関する危険信号を無視しっぱなし。

娘としては、できるだけ車に乗ってほしくないのですが
根拠のない自信が母にある限り、乗り続けるんだろうなあ……。
ああ、心配。

同窓会、ホンマに大丈夫なんかい。

……と心配していたら、その翌日。
同窓会のメンバーから母に電話があり、
「車、出さなくてもいいよー」 と言われたそうです。


残念そうです。母は。
運転したかったんかい。

でも、ヒト安心です。ワタシは。
ほっ。


とゆうか、車に同乗してただけなのに、
翌日のワタシ、足が筋肉痛なんですけど。何で?


……あ、エアブレーキの踏み過ぎか。

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